今年の振り返りと、来年の相場予想

今年2017年の相場を振り返るとともに、来年2018年の相場について考えてみました。

2017年の相場は、一言でいえば、世界に溢れる緩和マネーとアメリカを始めとする世界的な経済成長に支えられて、大きく上昇しました。

OECDが予測する2017年の世界のGDP成長率見通しは、11月に3.6%に引き上げられており、世界経済の堅調さが浮き彫りになりました。

悪材料は北朝鮮や中東の地政学リスクくらいでしたので、暴落が一度もなく、安定して相場が上昇した年となりました。

世界の主要な株式指数について確認してみます。

<日経平均>

日経平均は、昨年末の19,114.37円から22,764.94円まで約19.1%上昇

新興市場も以下のとおり大きく上昇しました。

JASDAQ平均 2,739.25 ⇒  3,950.46(約44.2%上昇)

マザーズ指数 942.68 ⇒ 1,231.99(約30.1%上昇)

<NYダウ>

<NASDAQ>

アメリカの株式市場も大きく上昇しました。

NYダウ 19,762.60 ⇒ 24719.22(約25.1%上昇)

NASDAQ 5,383.12  ⇒ 6,903.39(約28.2%上昇)

<上海総合指数>

<香港ハンセン指数>

<ドイツDAX>

<イギリスFT>

アジアや欧州の指数も、軒並み大きく上昇しました。

2018年のGDP成長率と企業業績予想

GDP成長率予想

OECDが11月に発表したGDP成長率予想は以下のとおりです。

世界経済 2017年3.6% ⇒ 2018年3.7%

アメリカ 2017年2.2% ⇒ 2018年2.5%

欧州 2017年2.4% ⇒ 2018年2.1%

日本 2017年1.5% ⇒ 2018年は1.2%

世界経済の成長率は、2017年の3.6%から2018年は3.7%にやや上昇する見通しが示されています。アメリカ経済の堅調さが目立ちます。

また、2018年成長率に関して、OECDは11月の発表でこれまでの予想に修正を加えています。

世界経済 3.7% ⇒ 3.7%(横ばい)

アメリカ 2.4% ⇒ 2.5%(上方修正)

欧州 1.9% ⇒ 2.1%(上方修正)

日本 1.2% ⇒ 1.2%(横ばい)

アメリカと欧州が11月に上方修正されています。

2018年の日本の成長率が低いように見えますが、OECD予想では、それまでと横ばいの予想となっています。

OECDのGDP成長率の予想値でみた場合、2018年の世界経済はやや拡大、アメリカが上昇加速、欧州と日本はやや減速となりそうです。

まあ、GDP成長率の予想値は随時修正されるので、あまり参考にならないことも多いのですが。

企業業績予想

続いて、日本企業の業績予想を確認してみます。

野村証券が12月4日にリリースしたレポートによると、 2017年度の企業業績予想は7.3%増収、 18.0%経常増益予想となっています。

これに対して2018年度の企業業績の予想は、前年度比で2.6%増収、8.1%経常増益予想のようです。

野村証券 2017~2018年度の企業業績見通し

簡単に言えば、2018年度は増収幅、増益幅ともに2017年度から減速するものの、経常増益率は1桁台後半の伸びを見込んでいるようです。

主要国の金融政策

続いて主要国の金融政策を確認してみます。

アメリカの金融政策は「引き締め」。ただ、2018年は税制改革によって経済成長が続くことは間違いなさそうです。

欧州の金融政策は「緩和縮小」⇒「引き締め?」。

日本の金融政策は「緩和継続」⇒「緩和縮小?」。

金融政策から考えると世界的に引き締め傾向なので、ちょっと不安が残ります。

ただ、各国の中央銀行はマーケットへの影響に十分配慮しているため、経済が急減速することはなさそうです。

2018年の相場予想

GDP成長率や企業業績予想、各国の金融政策などから考えると、2018年の相場はここから急騰とはいかないまでも、堅調な展開が期待できそうです。

管理人の勝手な独自予想としては、2018年も株式相場は上昇を続けるのではないかと考えています。

その背景にあるのは、膨張を続ける世界の運用マネーです。

現在の世界の運用マネーは約1京円。先月の日経電子版の記事では、世界の運用マネーは今後も膨張を続けて2025年には2016年の約1.7倍となる1.6京円まで拡大するようです。

日経電子版 世界の運用マネー1.6京円へ

ブラックロック、バンガード、フィデリティ、JPモルガンなど、2016年末で欧米16社の資産規模がそれぞれ1兆ドルを超えるまでに拡大しており、資産運用自体が巨大な成長産業と化しています。

膨張する世界の運用マネーは、バブルの領域まで世界各国の株式相場を押し上げる可能性もあるのではないかと思います。

勝手な予想ですが、成り行きによっては、数年後に日経平均PER20倍程度まで買われる可能性もあるのではないかと考えており、もちろん楽観は禁物ですが、日本に関してはオリンピックの前年である2019年くらいまでは相場の上昇が続いてもおかしくないと考えています。

心配は日銀の緩和政策の縮小があった場合の影響です。

特に、日銀のETF買いは、購入金額の影響以上に「下がれば日銀が買う」という心理的なインパクトが大きく、相場の下支え効果が抜群に高いと考えられ、緩和縮小に舵を切った際の影響が心配です。

以上から、2018年は楽観は禁物なものの、悪くない年になるというのが管理人の予想です。

なお、明日から旅行に出かけるため、管理人の来年の相場参加は1月第2週からとなります。

それまではブログも休みます。

それでは皆さん、よいお年をお迎えください。

更新の励みになるのでクリックお願いします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 投資でセミリタイア生活へ