週間相場状況(2017/4/1)機関投資家の売り警戒の週、ベタな225銘柄で攻めるのは得策でない

今週の振り返り

<日経平均 週足>

今週の日経平均は、18,909.26円(前週比 -353.27 -1.8%)と大幅に下落しました。

ドル円の方向感が出にくいなか、週初~週中は3月権利取りにからむ動きで上下しましたが、3月29日に配当落ち分を埋めた後は、週末にかけて機関投資家の利益確定売りによって大きく下落する展開となりました。

多くの機関投資家は、昨年後半からのトランプ相場でかかえた含み益を一旦利確して新年度相場に臨む構えを見せています。

トランプ政策への不透明感が増幅している現状においては、新年度相場への弱気の見方も増えており、一旦売って仕切り直しするというのが機関投資家のトレンドとなっているようです。

週足チャートからは、現在の日経平均は昨年12月中旬から続くレンジの下限に位置しており、ここを明確に下抜けるようだと下落方向へのバイアスが強まりかねない状況です。

<JASDAQ平均 週足>

<マザーズ指数 週足>

今週の新興市場は、JASDAQ、マザーズとも先週からやや持ち直す動きとなりました。

日経平均の方向感が出にくいなか、新興市場は底堅く推移しました。

機関投資家の売りや為替に影響される1部市場と比べて、新興市場は材料株と業績改善期待の大きい銘柄への物色が続いています。

<ドル円 週足>

ドル円は、111.84円(前週比 +0.51円 +0.5%)と上昇しました。

アメリカの長期金利が下落基調にあるため、短期的にはドル円の大幅な上昇は期待できそうにない状況に感じられます。

<米国国債10年金利 週足>

アメリカの長期金利は、今週もやや軟調な推移となりました。

最近、トランプの政局運営を疑問視する見方が増えており、減税政策やインフラ投資政策などの財源確保への警戒感などから下げているようです。

<NYダウ 週足>

今週のNYダウは、先週からやや持ち直しました。

現在のNYダウは、トランプ政策への不信感とアメリカの堅調な経済状況との綱引きにより動いていると考えられ、ハネムーン期間明けの4月下旬へ向けて、もう一段下落する可能性も考えられます。

<WTI原油 週足>

今週のWTI原油は、50ドルを回復する強い動きとなりました。

OPEC加盟国、非加盟国が減産協調を延長し、供給を抑制するとの期待感により上昇したようです。

ただ、アメリカにおいてはシェールオイル掘削設備(リグ)稼働数が662基と、前週比で10基増加(11週連続増加)しており、需給状況から見ても、原油相場はしばらくは大幅な上昇は期待できそうにありません。

まあ、この辺の水準で上下する分には、為替などへの影響は限定的と思われます。



来週の予想

来週の日経平均は、上昇確率45%、下落確率55%程度と予想しています。

一番の懸念材料は、海外動向や為替ではなく、機関投資家の売りと、それに伴う短期筋の売り仕掛けです。

ここ数年、年度初めは機関投資家の利益確定売りによって相場が下落する状況が続いており、今年も警戒されるところです。

ただ、今週末に為替動向などを無視した日本株式市場の急落が発生しており、例年の年度初めの動きを先取りした動きと考えられるため、下げたところでは新たな買いと、短期筋の買戻しが入って、意外高となる可能性もあると考えています。

アナリストの4月の相場予想は、トランプのドル高牽制による円高、トランプのハネムーン期間終了によるダウ暴落などの見方もあり、軟調な推移を予想する声が強まっていますが、月初から過剰に織り込んで大きく下落した場合は、そこが絶好の短期的な買い場となりそうです。

なお、新興市場は投資家のセンチメントの急速な悪化がなければ、材料株や業績改善期待の大きい銘柄が買われる展開が続きそうです。

個別では、相変わらず輸出関連銘柄(特に北米を主な商圏とする銘柄)や金融銘柄には苦しい展開が続きそうです。

管理人の見方としては、来年度は為替の動向が読めないため、日経平均に左右される225銘柄や、輸出関連銘柄(特に北米を主な商圏とする銘柄)を避け、内需銘柄や新興市場の成長銘柄で攻めるべきと思います。

今の相場環境では、ベタな1部銘柄中心に攻めるのは、ハイリスク・ローリターンだと思います。

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