週間相場状況(2017/6/4)20000円突破で先高観強いが油断は大敵

今週の振り返り

<日経平均 週足>

今週の日経平均は、20,177.28円(前週比+490.44+2.5%)と大幅に上昇。

ついに節目の20,000円を超えました。

直接的な好材料は特にありませんでしたが、海外の機関投資家などが、外国株と比較して圧倒的に割安な日本株への投資を増やしたのだと思います。

今は世界的に金余りの状況であり、世界の富裕層は稼げる運用先を求めて投資資金を積極的に展開しているようです。

週足チャートからは、20,000円の節目を明確に上抜けたことで、先高観の強いチャートとなっています。

現時点での日経平均PERは14.39倍であり、アベノミクスが始まって以降のレンジ(14倍~16倍)の下限付近に位置しており、またNYダウ平均PERが17.90倍であることから、まだまだ日本株の割安さが際立ちます。

テクニカル的にもファンダ的にも、上値余地が十分に思えます。

現時点での日経平均EPS、日経平均PER

日経平均EPS 1,401.17円

日経平均PER 14.39倍

<JASDAQ平均 週足>

<マザーズ指数 週足>

今週の新興市場は、JASDAQ、マザーズともに上昇しました。

新興市場は週足レベルでは堅調な展開が続いています。

ただ、気になるのは今週金曜日の中小株の弱さです。

日経平均が大幅に上昇したため、1部市場の主力株へ資金がシフトしたのが原因と思われますが、一息ついてもいいタイミングにも思えますので、ちょっと嫌な雰囲気です。

日本株がこれからも力強く上昇するには、資金シフトではなく、日本株式市場全体に新たな資金が流入する必要があります。

来週の動きが、非常に重要です。

<ドル円 週足>

ドル円は、111.60円(前週比+0.28 +0.3%)とわずかに上昇しました。

リスクオン相場にもかかわらず円安が進まないのは、アメリカの長期金利が下落傾向にあることなどが原因です。

アメリカ雇用統計が弱めとなったことで、来週も上値は重くなりそうです。

<米国国債10年金利 週足>

米国国債10年金利は、2.159%と下落しました。

とうとう2.2%の水準を割れています。

ロシアゲート問題による減税政策や投資政策の遅れや、雇用統計が原因のようです。

<NYダウ 週足>

NYダウは、221,206.29ドルに上昇しました。

史上最高値更新です。

なんという強さでしょう。

ロシアゲート問題なんのそので、世界の富裕層の金余り資金が流入を続けています。

<WTI原油 週足>

WTI原油は47.74ドルと先週から下落しました。

石油掘削装置(リグ)稼働数が20週連続の増加となったことや、トランプがパリ協定から脱退すると宣言したことが、エネルギー市場全体の供給過剰感を誘ったようです。

<Gold先物(COMEX)週足>

Gold先物(COMEX)は、1281.50ドルへ上昇しました。

今は世界的なリスクオン相場ですので、株式市場の動きとは無関係にGoldも上昇しているようです。



来週の予想

来週の日経平均は、上昇確率60%、下落確率40%程度と予想しています。

今週、20,000円を一気に上抜けたことで先高観が強まり、上昇が継続すると考えるのが妥当だと思います。

ただ、アメリカの雇用統計が弱めとなったことで為替は円高に振れており、外需株などが指数の上昇を抑える可能性もありそうです。

想定を超えて円高が進んだ場合は、利益確定売りが強まる展開も警戒されますが、今の相場の勢いからして、来週は上昇する確率のほうが高いと考えております。

その他の懸念材料としては、6月8日のイギリス総選挙や、ロシアゲート問題での突発的な新たな証拠の浮上などが考えられます。

いずれにしても、アメリカ市場が強いうちは、日本市場も急落する可能性は極めて低いと考えて問題なさそうです。

ただ、今は誰が見ても上昇気運の強い状況であるため、逆に少し心配です。

セルインメイとは5月に売って9月に買えという意味ですので、いいかえれば6月~9月のパフォーマンスが悪いということを示しているものであり、今から下落が始まってもアノマリーどおりとなります。

すべていいように見える時ほど油断は大敵です。

新興市場

来週の新興市場は、今後の日本株の行方を占うための重要な週となりそうです。

今週金曜日に、新興市場の中小株は下落するものが目立ちましたが、これが一時的な資金シフトによるものなのか、上昇の流れを止めるものなのかを見極める必要があります。

本当に相場が強い時は、株式市場全体への資金流入が続いて1部も新興も、大型も小型もなく相場全体が上昇するものです。

もし、来週の新興市場が下落に転じた場合は、日本株式市場全体への資金流入が弱まっていると判断するのが妥当であり、日本株の上昇も一旦の終焉に近いと考えられます。

個人的には、今週金曜日の新興中小株の下落は一時的なもので、来週も上昇が続く可能性のほうが高いと考えていますが、時期が時期だけに少し心配です。

懸念を吹き飛ばす、力強い上昇を期待しています。

IPOセカンダリーのページを更新しました。(6月3日更新)

今週の直近IPO銘柄は散々な結果だったようです。

IPOセカンダリー

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