週間相場状況(2017/8/26)ジャクソンホール会合通過であく抜けの可能性大

今週の振り返り

<日経平均 週足>

今週の日経平均は、19,452.61円(前週比-17.80 -0.1%と先週とほぼ変わらず。

相場減速への警戒と、ジャクソンホール会合への期待が綱引きした週となり、日経平均は動けない週となりました。

テクニカル的には、週足チャートは依然として下落圧力が高まりやすい形状をなしており警戒が必要ですが、ファンダメンタルズからは世界経済は堅調であり、日本に関しては、下値を積極的に買う日銀やGPIFの存在もあり、悲観する状況とは考えられません。

注目されたジャクソンホール会合ですが、イエレンFRB議長、ドラギECB総裁の講演内容はいずれもタカ派色を否定する内容であり、マーケットの安定を最優先する姿勢が再確認されました。

講演要旨

イエレンFRB議長:
2007─09年の危機以降に導入された改革により、経済成長を阻害することなく金融システムが強化された。いかなる将来的な変更も控えめなものにとどめる必要がある。
過去から学んだ教訓を忘れてはならない。現在の金融システムの安定性は、危機の再来に対する防御となっている。

ドラギECB総裁:
インフレ率が自立的にわれわれの中期的目標へと収れんするのはまだ見られていない。生産ギャップが縮まり、インフレ率は中期的に目標への収れんを続けるとわれわれは自信を持っているが、その一方で非常に辛抱強くなければならない。かなりの程度の金融緩和がなお正当化される。

イエレンFBB議長は具体的な金融政策やバランスシート縮小には言及せず、またドラギECB総裁はテーパリングを慎重視する内容でした。

短期筋はジャクソンホール会合で、タカ派的な発言があることを期待して大量の空売りを仕掛けていましたが、肩透かしを喰らった状況と考えます。

(8/25)日経平均EPS、日経平均PER

日経平均EPS 1,416.80円

日経平均PER 13.73倍

東証1部の空売り比率推移

(8/25) 40.9

(8/24) 40.7

(8/23) 41.8

(8/22) 41.2

(8/21) 43.2

大手証券の225先物手口情報

外資は概ね買い越し、国内証券の売り越しが多い状況です。
ヘッジファンドが国内証券を使っているのか、国内証券の自己勘定が日本売りしているのかは不明です。
もし、国内証券の自己勘定が日本売りしているとしたら酷い話です!!

証券会社名 225 9月限
SELL BUY NET
MUMS 146 1465 1319
野村 930 1884 954
Cスイス 580 1315 735
JPモルガン 204 831 627
SMBC日興 243 830 587
HSBC 532 532
シティG 5 366 361
ドイツ 185 429 244
東海東京 53 53
バークレイズ 292 293 1
みずほ 807 808 1
ライブスター 185 163 -22
日産 703 637 -66
ABNアムロ 10428 10356 -72
BNPパリバ 652 535 -117
ゴールドマン 349 218 -131
GMOクリック 204 -204
岡三 236 -236
メリルリンチ 3441 3191 -250
カブドットコム 590 317 -273
MSM 2796 2459 -337
SBI 2582 2242 -340
UBS 440 83 -357
松井 1498 1139 -359
ソシエテ 10426 9855 -571
楽天 1067 470 -597
大和 2376 407 -1969
広田      
マネックス      

<JASDAQ平均 週足>

<マザーズ指数 週足>

今週の新興市場は、JASDAQ平均、マザーズ指数ともに上昇しました。

JASDAQ平均は全体相場の調整とは無縁であり、今週、年初来高値を更新しています。

また、マザーズ指数には下げ止まりの兆候が見られます。

ここ2か月程度の新興市場の推移は、JASDAQが強く、マザーズが弱めの推移が続いていましたが、このような状況となった原因の一つとして、昨年夏から始まったマザーズ指数先物の存在があるような気がしています。

短期筋が相場を売り崩すためにマザーズ指数先物に空売りを入れたため、マザーズだけが大きく下げた可能性がありそうです。

JASDAQには先物がないので、相場の真の強弱はJASDAQ平均の推移で計るべきかも知れません。

まだ仮説段階ですが、今後の相場予測に利用できないか見ていくつもりです。

<ドル円 週足>

ドル円は、109.67円(前週比+0.47 +0.4%)と上昇しました。

昨日のイエレン講演で、利上げ見通しに関する発言がなかったことで、上値は重くなる可能性がありますが、世界の株式市場が崩れない限りは、ここから大きく円高に振れる可能性は低いように感じます。

<米国国債10年金利 週足>

米国国債10年金利は、2.169%と先週から下落しました。

トランプの政局運営への失望が主な原因と考えられますが、依然として先行きは不透明なものの、一昨日、税制改革法案の年内成立に意欲を示したことでやや持ち直しました。

<NYダウ 週足>

<NASDAQ 週足>

今週は、NYダウ21,813.67ドル、NASDAQ6,265.64と、両者とも先週から上昇しました。

依然としてアメリカ市場も不透明な状況が続きますが、トランプの政局運営不安が一服しそうであり、昨日ジャクションホール会合を無事に通過したことで、一旦は落ち着きそうです。

9月に入るとアメリカ市場の最大の焦点は、9月末の債務上限引き上げ問題が中心になると考えられます。ただ、これも短期筋が仕掛ける理由でしかなく、現実的にアメリカ国債がデフォルトに陥ることはあり得ません。



来週の予想

来週の日経平均は、上昇確率60%、下落確率40%程度と予想しています。

ジャクソンホール会合を無風で通過したことで、大きな下値不安は和らいだと考えています。

アメリカ市場もトランプの政局運営に関する不安が一段落しそうであり、遅れていた税制改革法案への期待も出てきているため、来週は安定推移が期待できそうです。

ただ、イエレン講演で利上げ見通しに関する発言がなかったことで、為替の影響で上値は重くなる可能性があります。

最近、日経平均は週間ベースでは6週連続で下落していますが、そろそろ反発しそうです。

北朝鮮問題などで新たな不安が出ない限りは、全般的に来週は相場が安定する可能性が高いと考えており、日経平均が為替の影響で重い場合は新興市場にチャンスがありそうです。

新興市場

来週の新興市場は、上昇確率70%、下落確率30%程度と予想しています。

ジャクソンホール会合通過で全体相場の安定が見込め、新興市場にも良い風が吹くと考えています。

特に、年初来高値を更新しているJASDAQには期待大です。

また、8月30日には話題のIPO銘柄である(3990)UUUMが上場します。前評判が非常に高い銘柄だけに初日から賑わいそうです。

これが刺激となって、これまで調整していた直近IPO銘柄にはチャンスがありそうです。

個別では7月上場の、(6653)ソウルドアウト、(3989)シェアリングテクノロジーなどのネット関連の直近IPO銘柄に注目しています。

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