週間相場状況(2017/10/8)上昇継続濃厚も、指数と騰落銘柄数の乖離には一定の警戒が必要

今週の振り返り

<日経平均 週足>

今週の日経平均は、20,690.71円(前週比+334.43 +1.6と大幅に上昇しました。

衆議院選挙で与党優勢との見立てが広まったことや、アメリカの株式市場が堅調に推移したことなどで、週間を通して概ね堅調に推移しました。

一方、最近の急上昇を警戒する機関投資家の利益確定売りも目立ち、指数と騰落銘柄数に乖離が発生しております。

一例として、10月5日(木)の状況を確認してみます。

10月5日の日経平均は、20,628.56(前日比+1.90 +0.01%)と前日からわずかに上昇しましたが、東証1部の騰落銘柄数でみると2/3の銘柄が下落しています。

<10月5日 市場別 騰落銘柄数>

上昇 下落 変わらず
1部 597 1,341 92
2部 171 283 57
JASDAQ 224 413 65
マザーズ 47 175 17
合計 1,039 2,212 231

指数は上げているのに、個別では下げるものが圧倒的に多いという現象は、機関投資家の高値警戒による利益確定売りによるものです。

10月から下期相場が始まったことで、機関投資家が一旦利益を確定するという一時的な現象である可能性が高いと考えられますが、指数と騰落銘柄数の乖離は、大きな調整の前兆として発生することもあるため、堅調な相場のなかであっても一定の警戒が必要です。

(10/6)日経平均EPS、日経平均PER

日経平均EPS 1,415.23円

日経平均PER 14.62倍

東証1部の空売り比率推移

(10/6) 36.6%

(10/5) 37.7%

(10/4) 39.1%

(10/3) 38.4%

(10/2) 39.4%

東証1部の騰落レシオ(25日)

(10/6) 117.22

(10/5) 119.61

(10/4) 127.77

(10/3) 128.71

(10/2) 129.05

<JASDAQ平均 週足>

<マザーズ指数 週足>

今週の新興市場は、JASDAQ平均は上昇、マザーズ指数は下落しました。

JASDAQ平均が年初来高値の更新を続けるなかで、マザーズ指数はもみ合うという展開が続いています。

<ドル円 週足>

ドル円は、113.02円(前週比+0.50 +0.4)と続伸しました。

アメリカの長期金利の上昇が、ドル円を押し上げる展開が続いています。

<米国国債10年金利 週足>

米国国債10年金利は、2.361%と今週も上昇しました。

堅調な経済指標や12月利上げ確率の上昇が長期金利を押し上げる展開が続いています。

<NYダウ 週足>

<NASDAQ 週足>

アメリカの株式市場は、NYダウ、NASDAQともに史上最高値を更新する流れが続きました。

週末に発表された雇用統計はハリケーンの影響で非農業部門雇用者数が減少したものの、既に市場に織り込み済であり、平均時給の増加や失業率の低下などからポジティブと受け止められているようです。

依然として高値警戒感は燻るものの、上値を追う流れが続くと考えるのが妥当だと思います。



来週の予想

来週の日経平均は、上昇確率60%、下落確率40%程度と予想しています。

衆議院選挙は希望の党の躍進はあるものの、自民・公明が逃げ切る予想が増加すると考えています。

与党の過半数割れを警戒する声もあるようですが、希望の党の金融・経済政策は基本的にアベノミクスを肯定するものであり、万が一、自公単独で過半数割れとなった場合でも、安倍政権は安泰であり、アベノミクスの推進を警戒する動きとはならないでしょう。

唯一の懸念材料は北朝鮮の動きですが、相場を大きく押し下げる材料ではないと考えています。

ただ、最近の指数と騰落銘柄数の乖離は気になります。機関投資家の益出しによる一時的なものだと考えていますが、例えば2013年5月中旬に発生した暴落も、それまでアベノミクスで急上昇していた相場が、指数と騰落銘柄数の乖離という状態を経て、その後の急落に繋がりました。

今は、強気一辺倒で、保有株を増やすのは得策ではないと考えています。

投資スタンスとしては、保有株は万が一の相場調整があった場合でも中期的に上昇が見込めるものに絞り、一方で材料株などの短期的な売買で値幅を取ってゆくというのが、今の相場環境における合理的なスタンスだと考えています。

個別では、北朝鮮問題の燻りが続いているため、素直に防衛関連銘柄に注目しています。

新興市場

来週の新興市場は、上昇確率60%、下落確率40%程度と予想しています。

JASDAQ平均は、日経平均と歩調を合わせる流れとなりそうですが、マザーズ指数に関しては、もみ合いが続きそうです。

これから年末にかけては、マザーズ指数も戻り歩調となる可能性が高いですが、現在の物色動向から考えて、しばらくはマザーズ全体に資金が入る展開とはならないような気がしています。

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