週間相場状況(2017/12/2)調整一巡で続伸期待も欧米市場の動向に注意

今週の振り返り

<日経平均 週足>

今週の日経平均は、22,819.03円(前週比+268.18 +1.2%と続伸しました。

週初から週中にかけては北朝鮮問題の再燃などで一進一退の展開でしたが、週後半は11月28日に税制改革法案の上院通過期待などでアメリカ市場が大幅高となったことを受けて日経平均も大きく上昇する場面がありました。

海外の機関投資家は12月中旬から始まるクリスマス休暇に備えてポジションの一部利確に動いているようですが、売買代金は総じて好調であり今後の相場への期待感などから底堅い週となりました。

個別では、これまで上昇の大きかった半導体関連銘柄などが利食い売りで下落する一方、手垢のつかない割安な内需銘柄や、長期金利の上昇期待で金融銘柄などが物色されました。

週足チャートからは、ここ数週の調整を経て、再度の上昇へ向かうエネルギーを感じます。

(12/1)日経平均EPS、日経平均PER

日経平均EPS 1,524.32円

日経平均PER 14.97倍

東証1部の空売り比率推移

(12/1) 38.0%

(11/30) 39.0%

(11/29) 38.3%

(11/28) 39.8%

(11/27) 40.8%

東証1部の騰落レシオ(25日)

(12/1)110.28

(11/30) 106.52

(11/29) 110.43

(11/28) 111.81

(11/27) 113.29

<JASDAQ平均 週足>

<マザーズ指数 週足>

今週の新興市場は、JASDAQ平均、マザーズ指数ともに上昇しました。

JASDAQ平均は年初来高値を更新する展開が続いています。

全体的な物色が大型株から中小型株にシフトしており、新興市場には追い風となりました。

年末に向けてこの傾向が続く可能性が高く、アメリカ市場の暴落がない限りはしばらく新興市場に有利な展開が続きそうです。

<ドル円 週足>

ドル円は、112.63円(前週比+1.08 +1.0%)と上昇しました。

投資家のポジションが大きくドル買いに傾いていることなどから上値の重い展開が続いていますが、アメリカの長期金利は持ち直しの気配を見せているなどで下値も堅そうです。

<米国国債10年金利 週足>

米国国債10年金利は2.362%と小幅に上昇しました。

週中に税制改革法案期待で大きく上昇したものの、週末はロシアゲート問題の再燃などで急落する場面もあり一進一退の動きとなりました。

<NYダウ 週足>

<NASDAQ 週足>

アメリカの株式市場は、NYダウは上昇、NASDAQは下落しました。

NYダウは11月28日に税制改革法案期待で急騰し、とうとう24,000ドル台に乗せています。

昨夜、フリン前米大統領補佐官のFBIへの虚偽供述で有罪答弁を行ったことで、ロシアゲート問題が再燃してNYダウは一時300ドル超の下落となりましたが、ホワイトハウスがフリン氏の問題は個人的なものとのコメントを出したことでその後持ち直しています。

アメリカ市場は、下落してもすぐに押し目買いが入るという好地合いをキープしており暴落の危険性は低そうですが、機関投資家が利益確定に動きやすい時期でもあるため、税制改革法案やロシアゲート問題の行方には注意が必要と考えています。



来週の予想

来週の日経平均は、上昇確率60%、下落確率40%程度と予想しています。

海外の機関投資家は売り越しに転じておりますが、全体的な物色意欲は強く、海外動向しだいではあるものの下値の堅い展開を予想しています。

その海外動向ですが、アメリカのフリン前米大統領補佐官がFBIへの虚偽供述で有罪答弁を行ったことで、ロシアゲート問題が再燃しています。ロシアゲート問題は新しい材料ではありませんが、ダウの高値警戒の声も強いため注意が必要と考えています。

また、ドイツの政局不安などでVSTOXX欧州恐怖指数が急上昇している点も気になります。

来週は緩やかな上昇を予想するも、相場暴落につながる危険度も通常の週より高い週と考えております。

新興市場

来週の新興市場は、上昇確率60%、下落確率40%程度と予想しています。

物色の流れが中小型株にシフトしており、年末高を意識した動きは来週も続きそうです。

また、最近の動向として特定の銘柄が継続的に物色される傾向が強いため、今週上昇した材料株や直近IPO銘柄には引き続き好調を維持する銘柄も多そうです。

更新の励みになるのでクリックお願いします。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 投資でセミリタイア生活へ