ヘッジファンドとは何か

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大手資産運用会社に勤務する友人がいるのですが、彼は海外勤務も長く、ニューヨークやロンドンなどへも赴任していたこともあります。

その赴任先での事ですが、欧米人は日本人と違って社交的な人間が多く週末は毎週のように、どこかでホームパーティが開催され、よく招待されたそうです。

そこで、同業の金融関係の人間とも知り合いになったそうですが、中にはヘッジファンドの運用に携わる人間もいたそうで、よく裏話も聞いたそうです。

一般には、あまり知られていないヘッジファンドとは何なのか、運用方法はどのようなものなのか、友人から聞いた話を含めて、ヘッジファンドについて何回かに分けて記事にしたいと思います。



ヘッジファンドとは

ヘッジファンドとは、投資家から預かった資金を市場で運用して絶対的利益を追求する投資ファンドのことです。普通のファンドとの大きな相違点は、相場の上下変動にかかわらず、常に絶対的利益を追求する点にあります。

ヘッジファンドと呼ばれる理由には諸説あるようですが、ヘッジファンドはショートポジションを常に意識して相場に臨むことから、こう呼ばれるようになったというのが有力のようです。

2000年~2002年はITバブルの崩壊で、株式へ投資する普通のファンドは軒並みマイナスの収益率だったらしいのですが、ヘッジファンドは3年ともプラスの収益率を確保しました。

ヘッジファンドは私募ファンドですので、公募ファンドに適用されるデリバティブの組み入れや為替予約取引などへの法律制限が適用されず、運用制限がほとんどありません。

豊富な資金を元手にレバレッジを効かせて、空売りやデリバティブ取引などに大きく投資して、短期間で多額の利益を狙うのが基本的なヘッジファンドの手法です。

投資対象は、株式、債券、為替、商品など、値動きのあるものは、大体すべて対象となります。

我々が、空売り機関と呼んでいるのは、ヘッジファンドのことです。

ヘッジファンドの資産規模

現在のヘッジファンドの運用資産残高は、ヘッジファンドリサーチ社によれば、300兆円以上と言われています。

日本のバブル時代である1990年ごろは5兆円程度の資産規模だったようですが、2007年には200兆円を超え、リーマンショックで一旦150兆円程度まで減少したものの、最近は世界的な金融緩和の影響もあり、300兆円以上の資産規模らしいです。

最近はヘッジファンドの機関化が進み、小さいヘッジファンドは閉鎖するところが多く、力のあるヘッジファンドが多くの資金を集めて巨大化しているようです。

ヘッジファンドへ投資する人とは

ヘッジファンドは私募ファンドの形で資金を集めるため、大々的な広告が出されることがなく、一般人にはあまり馴染みがありません。ヘッジファンドの顧客は、富裕層や大学基金、企業年金、機関投資家などです。

1990年代までは、ヘッジファンドへの投資は個人の超富裕層やファミリー・オフィス等が中心でしたが、2000年代に入ると機関投資家のヘッジファンド利用が進み、ヘッジファンドの運用資産が大きく増加したようです。

我々個人がヘッジファンドへ投資できないかというと、そんな事はなく、すでに投資している富裕層の方に紹介いただくか、ヘッジファンドのホームページを見て、直接コンタクトをとる事で投資できる場合もあるようです。但し、昔よりも投資額の単位が小さくなったとはいえ、最低数百万~数千万の投資資金が必要です。また、注意する点としては、IPOで東証へ上場する企業の株主のようにロックアップ期間を設けているヘッジファンドがほとんどで、投資後、特定の期間は解約できないファンドがほとんどです。

次回はヘッジファンドの戦略などについて記載しようと思います。

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