独自銘柄診断(3758)アエリア

診断銘柄 (3758)アエリア 

(2018.1.14 10:30 記載)

今年に入り、A3!のセルランが好調のアエリア。

A3!のピークアウト説が完全に否定された印象があり、株価も戻り歩調です。

来月2月14日には、2017年12月期の決算が発表となりますが、無謀にも決算の数字を勝手に予想してみました。

なお、当記事はできるだけ客観的事項をもとに記載しておりますが、子会社化した事業の動向などの不確定要素も大きいため、あくまで参考として読んでいただきたいと思います。

株式への投資は自己責任でお願いいたします。

3Qまでの業績を振り返る

当ブログでは、昨年10月に3Qの業績予想を記事にしました。

タイムリー銘柄診断(3758)アエリア
タイムリー銘柄診断(3758)アエリア
診断銘柄 (3758)アエリア  (2017.10.21 ...

通期予想を行う上で、まず、当ブログの3Q予想と実際の3Q決算の差異について整理したうえで、その差異を加味した通期予想を行いたいと思います。

アエリアの2017年12月期の3Qまでの業績は以下のとおりでした。

当ブログの3Q予想は、
・売上高 8,700 ~ 9,400
・営業利益 2,220 ~ 2,720

でしたので、営業利益は予想の範囲内だったものの、売上高は予想の上限値を約3億円超過するものでした。

このずれの原因を把握するために、セグメント別の業績を確認してみます。

決算短信から、セグメント別の業績についてまとめたものが以下です。 

当ブログの3Qのセグメント別業績予想は、

<ITサービス>
売上高 3,000
営業利益 320

<コンテンツ>
売上高 5,700 ~ 6,400
営業利益 1,900 ~ 2,400

でしたので、当ブログの予想と実際の3Q決算との大きなずれは、

・ITサービスの売上高が予想より4億円程度超過

・ITサービスの営業利益が予想より8千万円未達

また、コンテンツに関しては予想の範囲内の数値となったものの、売上高が予想の上限付近、営業利益が予想の下限付近となりましたので、この点も加味して今回の通期予想を行いました。

子会社化した事業の業績

今年、相次いで子会社化した事業の業績が、4Qより本格的に決算に反映されますので、子会社化した事業について整理してみます。

コンテンツ事業

アリスマティック
6/5子会社化完了
恋愛シミュレーションゲーム展開
前期総資産 311
前期売上高 1,532
前期営業利益 36
前期経常利益 39
前期純利益 28

サクラゲート
8/24子会社化完了
エヴァンゲリオンスロット、ポーカーのブランディング活動
前期総資産 58
前期売上高 141
前期営業利益 3
前期経常利益 3
前期純利益 2

グッドビジョン
7/12子会社化完了
ソーシャルゲームの企画・開発・運用
前期総資産 37
前期売上高 63
前期営業利益 1
前期経常利益 2
前期純利益 -11

エイタロウソフト
10/13子会社化完了
ソーシャルゲームの企画・開発・運用
前期総資産 128
前期売上高 385
前期営業利益 -25
前期経常利益 -29
前期純利益 -30

ゼノバース
9/27子会社化完了
北米MAJOR LTD.グループのゲーム譲渡を目的に設立された日本法人。
前期総資産 設立事業年度のためデータなし
前期売上高
前期営業利益
前期経常利益
前期純利益

GG7
8/29子会社化完了
キャラクターコンテンツの商品化
前期総資産 318
前期売上高 664
前期営業利益 41
前期経常利益 39
前期純利益 21

不動産事業

TWIST
8/24子会社化完了
民泊運営代行サービス
前期総資産 12
前期売上高 82
前期営業利益 9
前期経常利益 9
前期純利益 7

Impression
8/24子会社化完了
投資用不動産の販売
前期総資産 912
前期売上高 5,452
前期営業利益 76
前期経常利益 92
前期純利益 65

トータルマネジメント
11/20子会社化完了
不動産収益物件の提案、不動産売買、仲介など
前期総資産 8,531
前期売上高 5,122
前期営業利益 564
前期経常利益 383
前期純利益 255

子会社化時期と4Qへの業績寄与をまとめたものが以下の表です。

3Q決算との相違点は、以下となります。

・エイタロウソフト、ゼノバース、GG7、TWIST、Impressionの3か月分の業績が上乗せされる。
・トータルマネジメントの約1か月分の業績が上乗せされる。

子会社化した事業の業績は予測不能ですので、かなり大雑把ですが、今回の通期予想では、基本的に前年の業績をもとに算出します。

大雑把な予想となりますので、精度は保証できません。

通期業績を無理やり推定

それでは、アエリアの通期業績を予想してみます。

あくまで管理人の勝手な予想ですので、参考として読んで下さい。

子会社化した事業の影響はないので、1Q~3Qの四半期別の業績推移から、4Qは3Qと同程度と予想します。

<4Q>
・売上高 15億
・営業利益 1.8億

<通期>
・売上高 49.7憶
・営業利益 5.8億

A3!の課金収入

まず、A3!の課金額ですが、3Q予想と同様に月間平均セルランから推定しています。

算出根拠の詳細は、3Q予想の記事をみて下さい。
IOS:Androidの売り上げ比率は、3:2
上下に10%の誤差を想定しています。

上表のとおり、A3!の4Qは、

売上 9.3億 ~ 11.4億
利益   3.7億 ~ 4.5億

利益に関しては、3Q予想は課金額の45%で計算しましたが、実際の決算の営業利益が予想レンジの下限に近かったため、今回は課金額の40%で算出しました。
運営費や広告宣伝費などを考慮した利益予想です。

A3!の課金収入以外

CDやグッズ販売、イベント収入などですが、Twitterなどから推定すると、4Qは四半期で最高益となったことは間違いなさそうです。
A3!のグッズ人気は盛り上がる一方です。

具体的な数字は予想しづらいですが、この分野は、おそらくアスガルドやGG7の業績になると思われます。

GG7の前期業績は、売上高664、営業利益41ですので、四半期にすると、売上高166、営業利益10。

これにA3!の上乗せ分として、ざっくり月1億の売上(利益は20%)を加算して、

売上 4.6億
利益 0.7億

A3!関係を月1億で計算しましたが、少な過ぎたかも知れません。

アイチュウ、蒼焔の艦隊

月間平均セルラン100位で月商1.7億、150位で月商0.6億ですので、これをもとに算出します。

アイチュウは、A3!とのコラボでセルラン上位に顔を出していたこともあるので、4Q売上を3億と想定。

蒼焔の艦隊は、ほとんど200位以下の期間が長いので、4Q売上を1.2億とします。

利益率は40%で計算。

売上 4.2億
利益 1.7億

子会社化した事業や他タイトル分

GG7については、「A3!の課金収入以外」のところで算出済ですので、それ以外のコンテンツ会社分について計算しました。

アリスマティック、サクラゲート、グッドビジョン、エイタロウソフト、ゼノバースの前期業績から、3か月分を算出。

アリスマティックって、前期15億の売り上げがあるのですが、今期がどうかは詳しくないのでわかりません。

また、ゲシやアエリアゲームズについては、算出の対象としていませんが誤差の範囲だと思います。

なにぶん、前期の業績からざっくり算出しているため誤差が大きいかも知れません。

売上 5億
利益   0.4億

上記からコンテンツ事業分を合計すると以下となります。

<4Q>
・売上高 23.1億 ~ 25.2億
・営業利益 6.5億 ~ 7.3億

<通期>
・売上高 86.1億 ~ 88.2億
・営業利益 27.0億 ~ 27.8億

おそらく、今回の決算から不動産用の新しいセグメントができるのではないでしょうか。

前期業績の数字をもとに、Twist、Impressionは3か月分、トータルマネジメントは1か月分を算出して合計しました。

なにぶん、前期の業績から算出しているため、上下に30%の誤差を想定しました。

但し、金額が小さいものについては固定値としています。

不動産会社の会社別予想は以下になります。

Twist
・売上高 0.2億
・営業利益 0.1億

Impression
・売上高 9.5憶 ~ 17.7億
・営業利益 0.2億

トータルマネジメント
・売上高 2.9億 ~ 5.5億
・営業利益 0.3億 ~ 0.6億

よって、不動産事業分の合計は、

<4Q>
・売上高 12.6億 ~ 23.4億
・営業利益 0.6億 ~ 0.9億

<通期>
・売上高 12.6億 ~ 23.4億
・営業利益 0.6億 ~ 0.9億

以上より、不確定要素満載の通期予想は以下となります。

<通期>
・売上高 148.4憶 ~ 161.3億
・営業利益 33.4億 ~ 34.5億

算出してみると、意外に会社予想に近い数字が出たので驚いています。

<会社予想>

・売上高 140憶
・営業利益 35億

ただ、特に不動産なんて案件の有無や、契約日がずれただけでも10億くらい簡単に変わってきそうなので、あまり当たる気がしません。

まとめ

通期の業績予想を算出してみて改めて認識した点は、アエリアの利益の大部分をA3!が稼いでいるという点です。

もし、今後A3!が稼げなくなると仮定した場合、次の収益の柱が出現しない限り、今期のアエリアの利益は酷いものになるでしょう。

この数か月間、海外の機関投資家などは、この点を見越して強気で売り崩していました。

ただ、最近のセルランをみても、A3!がピークアウトすると考えるのは無理があると思います。

A3!は1月末のリニューアル、3月の2部配信を控えていて、今期も前期並みに稼いでも不思議ではありません。

A3!がピークアウトしないと考えた場合、アエリアの今の株価は明らかに売られ過ぎです。

現在の株価は、2017.12期の会社予想でPER14.7倍程度と低迷していますが、PER30倍程度まで買われても何ら不自然ではありません。

最後に、通期の業績に関して、管理人が気にしている点をひとつ。

それは、思わぬ特損が出ないか心配という点です。

企業買収では、当初想定していない特損が後から出ることが時々あるので、この点だけは少しだけ気がかりです。

なお、記事の最初にも書きましたが、この記事はあくまで管理人の推測であり、買い煽りでも売り煽りでもありません。

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