タイムリー銘柄診断(3810)サイバーステップ

診断銘柄 (3810)サイバーステップ 

(2017.7.15 19:30 記載)

昨日、サイバーステップの決算が発表されました。

今期の業績予想数値の低さに驚いている方も多いと思います(管理人もその一人です)。

ちょっと無謀ではありますが、現在の状況から数値の分析をして整理してみました。

新規ゲームの売り上げが読めないなど、不確定要素満載の状況での予想ですので、あくまで勝手な予想であり責任は持てません。

終了した前期(2017.5期)の実績値は以下のとおりです。

■前期(2017.5期)

1Q 2Q 3Q 4Q
売上高 577 1,180 2,038 3,093
営業利益 -36 22 224 372
経常利益 -90 -22 220 365
純利益 -112 -50 174 285

上表を、四半期ごとの数値に落としてみます。

■前期(2017.5期)四半期ごと

1Q 2Q 3Q 4Q
売上高 577 603 858 1055
営業利益 -36 58 202 148
経常利益 -90 68 242 145
純利益 -112 62 224 111

3Qから売上、利益とも急速に伸びていることがわかります。
原因はトレバ2Dのリリース及びSNSでのプロモーションによるものです。
トレバ2Dのリリース日は以下のとおりです。
・IOS版 2017.1.30
・Android版 2017.4.14

IOS版の3Q業績への貢献は2月の1か月間、Android版の4Q業績への貢献は4月中盤~5月末の1.5か月間となります。

上記から、4Qの売り上げ(1,055)には、トレバ2D Android版は半分の期間しか貢献していないことがわかります。つまり、仮にトレバ2D Android版が3月頭のリリースであれば、4Qの売り上げは低めにみても、1,100を超えていたはずです。

なお、サイバーステップはトレバ以外にも既タイトルによる売り上げや、海外からのライセンス収入がありますが、3Q、4Qの収益増はトレバによるものであることを会社側も宣言しております。

続いて、今期(2018.5期)の会社予想について考えてみます。

■今期(2018.5期)会社予想

通期
売上高 3,800
営業利益 100
経常利益 86
純利益 25

上記について、決算短信には現時点でリリース時期等を確定することが困難なタイトルがあるため、保守的な売上を見込み、発生し得る費用を織り込んでいると記載されています。
つまり費用はフル計上売上高は最低限という条件ではじいた業績予想のようです。
また、CMなどの広告、プロモーションに10億円をつぎ込むとしており、簡単に言えば利益のほとんど(90%以上)を広告費にあてるという大胆な計画です。

予想が困難であれば、なぜ非開示にしなかったのかという疑問が残りますが、我々投資家としては、この予想を適切に解釈して、今後のサイバーステップに対する投資方針を考えなければなりません。

■売上高予想について
まず、売上高ですが、2017.5期4Qの実績値から単純に推定すると、トレバ2Dが完全にフル寄与となる今期は、先ほど記載したとおり四半期の売上は1,100は望めるはずです。通期なら4,400
これだけでも会社予想より上です。
売上の細目は公表されていませんが、前々期と前期の実績値の比較などから、トレバ7割、他3割程度と考えると、トレバ通期3,080、他1,320になります。
この数値は、この夏のトレバ増台と、中韓本格展開、CM本格展開の効果を見込まない数値です。

この数値をベースとして予想します。

まずトレバですが、増台、中韓本格展開、CM本格展開の効果により売上3割増として、通期4,004。

トレバ以外については、もうすぐリリースになるQ&Qアンサーズや、ゲットアンプドモバイル、サンリオキャラクターズゲームのヒット状況で大きく変わくるため予想不可能ですが、新規ゲームの貢献がまったくないとは考えづらく通期の売上が今期と比べて1,000以上は増えるのではないかと予想します。

合計すると通期5,004

この数値は、無理やり予想した数値ではありますが、少なくとも会社予想の3,800は控えめすぎると考えています。

■利益予想について
次に利益予想ですが、会社予想では広告、プロモーション費1,000が重く、利益がほとんど残らない計画となっています。

仮に、広告、プロモーション費を200に抑えて売り上げが前期と同じであれば、営業利益900、経常利益886となり、今期は3倍近い増益予想となります。

評価は難しいですが、急成長中のベンチャーが勝負に出たと解釈すべきでしょう。

新規ゲームの売り上げが予想できない以上、数字を出すのは不可能ですが、無理に予想してみます。

広告費を外出しして、考えてみます。

・トレバ
トレバの利益率は広告費を除くと50%程度はあるはずですので、先ほど記載したトレバの売り上げ予想4,004の5割=2,002が広告費を除いた利益と予想します。

・トレバ以外
最近の決算資料から、前期はトレバ以外は広告費を含めると赤字のようです。今期は新規ゲームがリリースされますが、今の段階では新規ゲームのヒット状況が予測できないため、とりあえず広告費を除いてトントンと予想します。

上記から、広告費1,000を加味すると、今期利益は通期1,002程度は見込めるのではないかと予想します。

新規ゲームが万が一ヒットするようなことがあれば、もちろん、こんなもんでは済みません。

繰り返しになりますが、上記は根拠の乏しい勝手な独自予想ですので責任は持てません。

ただ、会社予想はいかにも控えめすぎると思います。



株価予想

今期業績予想が、先ほど管理人が勝手に予想した数値(かなり控えめに出したつもりです)

売上 5,004
利益 1,002

であれば、今の株価はさほど割高ではありません。

売上で前期の1.6倍、利益は3倍弱になります。

今期PERで30倍程度です。

今後のトレバや、新規ゲームへの期待があるのであれば、むしろ割安とも考えられ、週明けに下げるようであれば追加購入のチャンスかも知れません。

但し、今は決算ショックの状態にあり、また投機筋も空売りを入れてくる可能性があり、週明けは売られる可能性が高そうです。

目先の株価は短期筋含めた機関投資家の出方によって決まるため予測が難しいですが、一旦大きく下げる可能性も考えられます。

すでに保有されている方は、今後のトレバや新規ゲームの活況を信じて持ち続けるか、またはキッパリ売却して、状況によって、後で買い直すのかの選択をすることになります。

これで終わった銘柄でないことは確かであるため、管理人も迷っており、週明けまでに決める予定です。

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