タイムリー銘柄診断(6089)ウィルグループ

診断銘柄 (6089)ウィルグループ 

(2017.7.31 8:00 記載)

ウィルグループは、人材派遣や業務請負等の人材サービスを広く展開している企業で、海外を含めたM&A戦略も活用して、急速に業績を伸ばしている会社です。

前期(2017.3期)は、売上高で34.6%増、経常利益で34.9%増となり、6期連続の増収増益を達成しており、今期(2018.3期)も足元の業績が堅調であることに加えて前期に実施した海外M&Aが通期寄与となることなどにより、会社予想で売上高23.8%増、経常利益13.6%増の7期連続の増収増益の計画となっております。

最近、新たに進出した介護分野も軌道に乗っており、毎年数十%の成長を続けている、まさに伸び盛りの企業と言えます。

ウィルグループの、業績推移は以下のとおりです。
<業績推移(単位:百万円)>

2016 2017 2018(予)
売上高 45,028 60,599 75,000
営業利益 1,429 1,963 2,250
経常利益 1,468 1.980 2,250
純利益 692 1,011 1,100

上表には記載しておりませんが、四季報の次期(2019.3期)予想は、売上高88,000、営業利益3,000、経常利益3,000、純利益1,530の強気見通しとなっております。

また、中期経営計画では2020.3期に売上高100,000の目標が掲げられています。



株価推移

<1年間の日足>

ウィルグループの株価は、ここ1年間順調に上昇を続けておりますが、今年3月10日に発表されたSMBC日興証券を割当先とする新株予約権の発行により、ここ3か月は上値の重い展開が続いています。

先週末7月28日のIRによると、7月28日時点での新株予約権の行使状況は、新規発行株式数3,600,000株に対して、未行使残は866,900株まで行使が進んだ状況です。

なお、未行使残866,900株のうち、720,000株に関しては、行使条件として株価の基準価格1,200円が設定されているため、現在の株価水準(7月28日終値 933円)における実質的な未行使残は146,900株まで減少しており、現在は新株発行の圧力が消滅しつつある状態とも解釈できます。

株価水準

単純な比較はできませんが、ウィルグループと同様に人材関連で成長著しい(2146)UTグループと比較してみます。

UTグループ ウィルグループ
株価7/28 1,902円 933円
今期売上高増加率 21.5% 23.8%
今期経常利益増加率 22.7% 13.6%
時価総額 674億円 184億円
今期PER 27.57 17.31
今期PBR 11.98 4.25
今期BPS 158.8 219.6

ウィルグループは、UTグループと比較すると時価総額が小さく、今期PERなどの各種指標からも非常に割安であることがわかります。

懸念材料は、8月8日に第一四半期の決算発表を控えている点ですが、決算を警戒して買い控えられるのであれば、新株予約権の行使が一段落した今が絶好の購入のタイミングであると考えています。

(2017.8.19 追記)

8月8日に発表された2018.3期の1Q決算を含む業績推移の詳細は以下のとおりです。

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