独自銘柄診断 サイバーステップ②

診断銘柄 (3810)サイバーステップ② 

(2017.8.28 0:00 記載)

サイバーステップは、7月14日の決算時に発表された今期の利益予想の低さから株価が暴落しました。

決算発表直前の7月14日の終値は6,390円でしたが、現時点(8月25日)の終値は2,898円であり、この間の下落率は54%に及びます。

決算から1か月半が経過し、そろそろ株価も落ち着く頃ですので、現状を整理してみました。

決算を振り返る

会社が発表した今期予想は以下のとおりです。

■今期(2018.5期)会社予想

通期
売上高 3,800
営業利益 100
経常利益 86
純利益 25

決算短信には現時点でリリース時期等を確定することが困難なタイトルがあるため、保守的な売上を見込み、発生し得る費用を織り込んでいると記載されています。
つまり費用はフル計上売上高は最低限という条件ではじいた業績予想のようです。
また、CMなどの広告、プロモーションに10億円をつぎ込むため、利益水準が非常に低くなっています。

ここで、前期の実績について振り返ってみます。

■前期(2017.5期)

1Q 2Q 3Q 4Q
売上高 577 1,180 2,038 3,093
営業利益 -36 22 224 372
経常利益 -90 -22 220 365
純利益 -112 -50 174 285

上表を、四半期ごとの数値に落としてみます。

■前期(2017.5期)四半期ごと

1Q 2Q 3Q 4Q
売上高 577 603 858 1055
営業利益 -36 58 202 148
経常利益 -90 68 242 145
純利益 -112 62 224 111

会社側が発表した今期の売上高予想(3,800)は、前期4Q(1,055)を4倍した値(=4,220)よりも低い値となっています。

サイバーステップはトレバ以外にも複数プロダクトがありますが、管理人の考えではトレバに関しては前期4Qの実績を4倍した数値を今期予想としていると考えています。



トレバの状況

8月からのテレビCMにより、稼働数が劇的に上昇しています。

5月28日より公開されているトレバログによると、平均稼働数は以下のとおりです。

5月 30.9台
6月 47.6台
7月 40.8台
8月 68.4台

※但し、5月はトレバログの集計が開始された5月28日以降の平均、8月は8月27日時点の数字です。

また、管理人の記憶では前期4Q(2017.3~2017.5)の平均稼働数は25台程度だったと記憶しています。

※当時のソースを探してみましたが見つからず、あくまでも管理人の記憶です。この点について情報をお持ちの方がいましたら、コメントなどで連絡いただければ、より正確な記事に修正いたしますので、是非連絡をお願いします。

トレバの売上高の上振れ分を予想

会社が発表した今期売上高予想(3,800)のうち、トレバに関しては前期4Qの実績を4倍したものだと仮定した場合、今期のトレバの売上高は、前期4Qの平均稼働数25台から増加した分が上振れるはずです。

1Q(2017.6~2017.8)の平均稼働数は、トレバログから、52.2台となります。

※(47.6 + 40.8 + 68.4) ÷ 3= 52.2

※8月に関しては、あと4日となりましたので8月27日時点の数字を使っています。

よって、1Qのトレバ稼働数の上振れは、27.2台

※ 52.2 – 25 = 27.2

また、2Q以降も8月の稼働ペースが続くと仮定して、今後の平均稼働数は68.4台と仮定すると、2Q,3Q,4Qのトレバ稼働数の上振れは、43.4台

※68.4 – 25 = 43.4

トレバ1台あたりの1日の売上高をどう予想するかですが、下記の条件で算出してみます。

プレイ間隔 1分に1回(無料プレイ分を考慮して控えめ)

プレイ料金 160円(海外プレイヤーの料金は低いという噂もありますのであくまで仮定です)

上記条件で算出すると、トレバ1台あたりの1日の売上高は、23万円となります

※160円×60×24 = 約23万円

1か月=30日とすると、トレバ1台の1か月間の売上高は、約690万円となります。

※23万円×30= 690

以上から、会社予想からのトレバの売上高の上振れ分は以下となります。

1Q 5億6,304万円

※690万円 × 27.2台 × 3か月 = 5億6,304万円

2Q 8億9,838万円

3Q 8億9,838万円

4Q 8億9,838万円

※690万円 × 43.4台 × 3か月 = 8億9,838万円

通期では、トレバの今期の会社予想からの売上高の上振れ分は、32億5818万円となります。

仮にトレバの利益率を20~25%とした場合、利益の上振れ分は、6億5163万円~8億1454万円となります。

もちろん、上記は各種の仮定を置いて算出したものであり、また今後のトレバの稼働がどうなるかが見えない状況での数字です。

懸念される事項

一方、サイバーステップの業績に悪影響を与える可能性のある事項は以下のとおりです。

・トレバ2Dの状況が読めない

・Q&Qアンサーズが不発

・ゲットアンプドモバイル、サンリオキャラクターズゲーム、ブレイカーズ、ワンダー5マスターズのリリース時期、及び業績への影響が読めない

・KDJ-ONEの開発遅延、業績への悪影響の程度が読めない

現状における管理人の考え

まだ見えないことが多すぎますが、少なくともサイバーステップのプロダクトで一番利益効率の高いトレバに関しては、CM効果により現在も順調に稼働を伸ばしています。

今後、トレバの稼働が落ちない場合は、今期の売上高は会社予想を大きく上回り、70億円を超えてくるのではないかと予想しています。

仮に売上高70億、利益7億以上が見えてきた場合は、株価4,000円~5,000円は十分許容できる株価と考えます。

また、トレバの稼働が今後も伸び続けるようであれば、来期への期待から株価はもっと上を目指すと期待しています。

なお、現在は見えないことが多すぎる状況ですので、あくまで当記事は期待を込めた予想です。

売買は自己責任でお願いします。

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