独自銘柄診断(3557)ユナイテッド&コレクティブ

診断銘柄 (3557)ユナイテッド&コレクティブ 

(2017.11.23 15:30 記載)

最近、長期投資向けに打診買いを始めた銘柄です。

ユナイテッド&コレクティブは、今年2月23日に東証マザーズへ上場したばかりの会社であり、今後の成長余地が非常に大きいと考えています。

業務内容は、鶏居酒屋「てけてけ」を主力に、ハンバーガーカフェ「the 3rd Burger」などを展開しており、店舗数の拡大を急ピッチで進めています。

現時点では首都圏を中心に100店舗前後を展開していますが、会社計画では店舗数を2020年に現在の約2倍である200店舗まで拡大する予定となっています。

ユナイテッド&コレクティブの、過去3年間の業績推移は以下のとおりです。

<業績推移(単位:百万円)>

2015.2 2016.2 2017.2
売上高 3,356 4,227 5478
営業利益 87 106 254
経常利益 70 82 224
純利益 14 43 189

今年度の会社計画は、売上高6,882(25.6%増)、営業利益300(18.1%増)、経常利益273(22.1%増)、純利益155(18.0%減)となっています。

現時点の時価総額は80億円弱と小さく、成長余地が非常に大きいと考えています。

投資基準についての考察

以前の記事にも書きましたが、管理人が小売業へ投資する際の投資基準は以下のとおりです。

・粗利率が高いこと
・今後の出店余地が大きく、売上高の伸びが期待できること
・直近の事業戦略が計画どおりに進んでいること

ユナイテッド&コレクティブに関して、上記の投資基準について確認してみます。

粗利率

ユナイテッド&コレクティブの粗利率は約72%です。

この数字は同業他社と比較しても非常に優秀です。

ちなみに業務形態の近い他の銘柄の粗利率は以下のとおりであり、ユナイテッド&コレクティブの粗利率がいかに優秀であるかがわかります。

ペッパーフード 45%
串カツ田中 61%
鳥貴族 67%

今後は店舗数の拡大にともない、客数増加のためのキャンペーンや値下げなどで粗利率は低下してゆく可能性がありますが、それを考慮しても十分な数字であると考えています。

出店余地

現在は首都圏を中心に100店舗ほどですが、同業の鳥貴族が首都圏、関西圏、東海圏で600店前後を展開していることなどから、出店余地はまだまだ非常に大きいことが明白です。

上場間もないので人員育成や食材確保、店舗運営の安定・効率化を模索している段階と考えられ今期の出店計画は22店舗ですが、おそらく来年度から出店ペースが加速してゆくのではないかと考えています。

事業計画の進展状況

10月17日に公開された2018年2月期の半期決算説明会資料によると、前年同期比で売上高は14.6%増、営業利益は12%減の増収減益となっています。

営業利益は減少していますが、事業拡大にともなう販管費の増加などが原因のようです。ただ、期初の会社計画からは営業利益の半期計画で48.9%増と上振れており、特に問題ないと考えています。

新規出店のペースはやや遅れ気味のようですが、さほど気にならないレベルです。

ユナイテッド&コレクティブの優位点

管理人が小売業へ投資する際は、必ず実店舗に足を運んで確認するようにしています。

会社計画で店舗数拡大を唄っていても、商品が粗雑だったり店舗が汚れていたりしたのでは、業績の拡大は見込めないからです。

管理人の主観も入っていますが、何度か都内の「てけてけ」へ行ってみた感想としては、文句なく合格です。

サラリーマン30年弱の経験がある管理人の厳しい目から見ても、提供商品の品質は高く、コスパ的に非常に優秀であると思います。

提供される商品の品質がいいのは、同社が掲げているISP戦略にもとづき、商品の絞り込みや店内調理を行っているからだと考えています。

その他に大きな優位点として上げられることは、配当株主優待をまだ実施していない点です。

飲食業の場合は、株主優待を目的に株式を購入する方も多く、株主優待の新設があれば株主数が飛躍的に増加することが考えられます。

また、最近、外食産業が盛り返す傾向にあることも追い風と考えています。

売上が低下傾向で推移していた外食産業ですが、外食チェーンの淘汰が進み現在は盛り返す傾向にあります。

平成27年度の外食産業の市場規模は25.1兆円と、前年度比で2.2%拡大しています。

最盛期の平成9年度の29兆円には及びませんが、アベノミクスが浸透して平均賃金が上昇傾向にあることを考えると、今後もこの傾向は継続しそうです。

懸念事項

ここまで良い点だけ記載してきましたが、懸念事項についても上げてみます。

まず、財務状況についてです。

有利子負債が多く自己資本率は31.0%と低めです。

急成長中の企業ですので有利子負債が多いのは問題ないとも考えられますが、同業の鳥貴族と比べると有利子負債の多さはやはり気になります。

また、同社はISP戦略による直営店主義を掲げていますが、店舗数拡大の足かせにならないか多少心配です。

直営店主義は提供商品の品質を安定させる効果は高いと思いますが、反面、人員育成の負荷も高く、効率よく店舗数拡大が図れない可能性があります。

今後はフランチャイズ制の一部導入なども検討してほしいところです。

株価水準

<ユナイテッド&コレクティブ 日足>

ユナイテッド&コレクティブの11/22時点の株価は5,560円であり、今期PERは37.79倍です。

今後の成長性を考えると長期前提なら購入しても問題ないレベルと考えますが、現状は認知度が低いので、日々の出来高が少なく、板が非常に薄い状況が続いています。

今後も認知度が上がるまでは、マクロ状況などにより小さな売買でも株価が乱高下する可能性があります。

管理人は打診買いを始めていますが、今後も少しづつ集めて行く予定です。

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