Twitterのつぶやき銘柄は狙われるのか? 6か月間の追跡調査結果

昨年11月に下記の記事を書きました。

つぶやいたら下げる? 個人投資家殺しのtwitter銘柄への売りアルゴに注意
つぶやいたら下げる? 個人投資家殺しのtwitter銘柄への売りアルゴに注意
昨日、株仲間との飲み会で話題になったのが、twitt...

Twitterの株アカがつぶやいた銘柄は、何故かその後に下げることが多いという主旨の記事です。

当時、投資仲間の間で話題となり、つぶやき銘柄には何かしらの見えない下げ圧力がかかるのではないかと推定して書いた記事ですが、あくまで漠然とした印象から書いたものでした。

気になっていたため、実際にどうなのか調査してみました。

□調査期間

2018年3月~9月

□調査対象の株アカ

Twitter株アカでフォロワー数3000人以上のファンダ系株アカのなかから、下記の選択条件により管理人が独断で選択した5アカウント。

<選択条件>

・つぶやき銘柄が中小型株中心であること。

・つぶやき銘柄の推奨理由が、いつも論理的に書かれていること。

・多くの信者がいること。

・つぶやき銘柄が多すぎる株アカは除外。

・テクニカル系、需給系、デイトレ系、仕手系の株アカは、その後の株価変動率が上下に大きすぎるため除外。

最終的に調査対象とした株アカは以下のとおりです。

・Aさん
四季報分析が得意。グロース系の成長株を中期でじっくり狙うスタイル。

・Bさん
低PERの割安銘柄狙いが多い。低位株が多め。

・Cさん
ファンダ分析とイベント狙い。低位株が多め。

・Dさん
ゲーム株主体。データ分析やイベント狙い。

・Eさん
セクタの上昇に乗るスタイル。グロース系多め。

□追跡銘柄の条件

・つぶやいた時点における1か月間の上昇率が20%を超えているものは、つぶやいた時点で既に動いている銘柄であることから追跡対象とはしない。

・つぶやいた後に当人が売却した場合でも追跡対象とする。

・3月1日~6月30日までにつぶやいた銘柄を3か月間追跡調査する。

・地合いの影響は加味しない。

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追跡調査の結果

追跡調査の結果は以下のとおりでした。

大まかな傾向として、Twitterでつぶやいた直後は、どちらかというとネガティブな反応となる銘柄のほうが多く、日数が経過するに従って上昇銘柄が増えてくるという結果になりました。

上表を騰落率で集計したのが以下の表です。

Aさんを例に見てみると、3日後と1週間後の騰落状況は以下のとおりです。

・つぶやいてから3日後 上昇銘柄40%、下落銘柄60%

・つぶやいてから1週間後 上昇銘柄66.7%、下落銘柄33.3%

つぶやいてから3日後では下落銘柄のほうが多く、その後上昇銘柄が増えています。

Aさん以外も概ね同じような傾向が見られるため、つぶやいた直後に何かしらの売り圧力が働くという仮定は、あながち誤りではなさそうです。

これまで漠然と感じていたことですが、追跡調査によりデータ的な裏付けがとれたという結果になりました。

もちろん、すべてのつぶやき銘柄の初動が「売り」で反応するわけではなく、銘柄によってはつぶやき後に下げるものがある程度だと考えるべきだと思います。

中小型株は個人投資家中心の銘柄も多いだけに、多くのフォロワーを抱える株アカのつぶやきは値動きに大きな影響を及ぼしますが、なぜ初動が「売り」で反応するのでしょうか。

売り圧力の正体は何者なのか

つぶやいた直後に働くことがある売り圧力、この売り圧力の正体は何者なのでしょうか。

また、何故、つぶやき銘柄の初動が「売り」で反応することが多いのでしょうか。

管理人の考えは以下のとおりです。

・空売りによるヘッジファンドなどの利鞘稼ぎ

フォロワーのつぶやき銘柄への大きな買いに、空売りをぶつけて株価を下げることによって、損切りさせて利鞘を稼ぐ。

ヘッジファンドなどは投資額が大きいため、ある程度まとまった金額で売買できる銘柄を常に探していると考えられます。

多くの信者がいるTwitter銘柄の場合は、フォロワーの大きな買いが発生しますので、それにぶつける売りもある程度大きくできるため、大口にとっては収益機会になり得ると考えられます。

・大口の利益確定売り

つぶやき銘柄への大きな買いは、大口にとっては利益確定売りをぶつけるチャンスとも考えられます。

ある程度のまとまった利益確定売りは、買い需要がなければ出せませんので。

大口がその銘柄は更に上昇すると考えている場合であっても、一旦利益確定売りを出して鞘を抜き、後日、株価が下がったところで改めて買い直すという選択をする可能性があり得ます。

・特定個人を儲けさせないための売り

昨年11月の記事に書いたとおり、Twitterのつぶやき銘柄が上昇するということは、つぶやいた本人が儲かるということです。

Twitterのつぶやきはポジトークでもあるため、特定個人を儲けさせないために「売り」がぶつけられている可能性も排除できません。

但し、このケースの場合、誰が売り主体なのかは不明です。

つぶやき後の売り圧力を利用して儲ける方法

今回の調査では、Aさんのつぶやき銘柄の中期的な株価上昇が素晴らしく、3日後 ⇒ 1週間後 ⇒ 1か月後 ⇒ 3か月後と時間の経過とともに、つぶやき銘柄の全般的な株価上昇が見られました。

Twitterのつぶやき銘柄のなかには大きく上昇するものがあるので、できれば上手く乗りたいものです。

管理人が考える、つぶやき銘柄の売り圧力を利用して儲ける方法は以下のとおりです。

①少しでも安く購入するために、しばらく値動きを監視する。

初動が「売り」で下げるのであれば、下げたところを購入すればいいわけです。

購入を決めた場合でもすぐに購入せずに、しばらく値動きを監視して下げたところを購入すれば安く手に入れることが出来ます。

今回の調査では、つぶやきによる株価下落は3日~1週間以内ものもが多いという結果でしたので、つぶやき後の2日間くらいは様子を見たいところです。

②購入は3回以上の分割買い。

銘柄によっては、つぶやき後の売り圧力がないものもありますので、値動きを監視している間にスルスルと上昇してしまっては意味がありません。

このような事態への対応としては分割買いが有効です。

数日にわけて分割買いすることで、高値掴みを避けながら購入することが可能になります。

キャピタルゲイン狙いの株式売買(買い方の場合)は、銘柄選択と購入・売却のタイミングがすべてであり、今回の記事はTwitterのつぶやき銘柄を購入する場合に、購入タイミングに工夫の余地があることを書いたものでもあります。

一番重要なことは銘柄分析であることに変わりはありませんが、この記事が少しでも安く購入するための手助けになれば幸いです。

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