お金の遣い方は人それぞれで、人生観、環境、習慣、嗜好などによって変わります。
年収300万円でもコツコツ貯めている方もいれば、年収が1000万円以上あっても貯金がほとんどない方もいます。
人生は有限なものですので、今の支出を減らして貯金することが必ずしもいいこととは限りませんが、今回は支出を減らすという事について考えてみました。
贅沢の基準とは
在職中、年収1,000万円以上ある上司に、お金が貯まらないのはナゼかと相談されたことがありました。贅沢をしているからお金が貯まらないのですよと言ったら、当人から贅沢なんかしていないのに貯金が増えないと返答されました。
贅沢の基準とは何でしょうか。
車を数年ごとに買い替えたり、年に数回海外旅行に行っても、それを贅沢と思っていない方もいれば、普段より100円高い商品を買うだけで無駄遣いと考える方もいます。
この差はなぜ生じるのでしょうか。
それは、その消費行動がルーチンワーク化されてしまえば、その人にとっては当たり前の消費行動になってしまい、その当たり前の消費行動を基準として贅沢か否かを判断してしまうためです。
贅沢の基準は、客観的なものではなく、その人の主観であり生活習慣によって決まるものだと思います。
支出を減らすには、生活習慣を変えて、自分にとっての贅沢の基準を下げることが重要だと思います。
見栄は、支出削減の大敵です。
贅沢の基準を下げた生活が身につけば、それが当たり前となり、意識しなくても支出が減るようになります。
一番お金をかけていることを止める
20年ほど前に読んだ貯蓄本(本の名前は忘れてしまいましたが・・)で紹介されていたフレーズで、今でも印象に残っているものがあります。
それは、「貯金を増やすには、一番お金をかけていることを止めればいい」というフレーズです。
言われてみれば、当たり前のことなのですが、今でも実に的を得たフレーズだと思います。
車、趣味、買い物、ギャンブル、飲食、異性関係 ・・・
人それぞれ、たいていは、何かに必要以上にお金を遣っているものです。
好きな事にお金を遣うのは悪いことではありませんし、好きなことを完全に止めてしまうと、生活のメリハリがなくなったり、ストレスの解消ができなくなったして、生活リズムを崩してしまうことも考えられます。
しかし、支出を減らしてお金を貯めたいと思っている場合は、少なくとも一番お金をかけていることを減らせないか考えてみることが必要だと思います。
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