10月2日から始まった今回の日経平均の暴落ですが、チャートを分析すると今年2月の暴落と類似点があり、そろそろ下落局面が終了となる可能性があります。
日経平均の今年2月から3月末までの日足チャートと、今年10月から現在までの日足チャートを比べてみます。
<日経平均日足 2/1~3/31>
<日経平均日足 10/2~11/22>
上記の日足チャートを比べると、以下の類似点があることが確認できます。
(1)最大下落幅が3000円強であること。
2月の暴落局面では、暴落が始まった2月1日から3月26日までの最大下落幅は 23,492円 – 20347円= 3,145円 でした。
これに対して、10月からの暴落局面では10月2日から11月21日までの最大下落幅は 24,448円 – 21,243円= 3,205円であり、ほぼ同程度の下落幅であることが確認できます。
(2)急落局面が3波から構成されていること。
日足チャートをよく見てみると、日経平均が1000円以上急落する急落局面が、どちらも3段階で発生しています。
(2月の暴落における急落局面)
・第1波:2月1日~2月14日
・第2波:2月27日~3月5日
・第3波:3月16日~3月26日
(10月の暴落における急落局面)
・第1波:10月2日~10月15日
・第2波:10月18日~10月26日
・第3波:11月9日~11月21日
過去の暴落局面においても、下落期間中の急落局面は3波構成となっているケースが多いという特徴が見られます。
(3)下落期間が2か月弱であること。
2月の暴落局面では2月2日から3月26日まで2か月弱の間、相場が下落しました。今回の暴落に関しても10月2日からの本日まで2か月弱が経過しており、そろそろ下落期間終了となる可能性がありそうです。
下落局面が終了して12月は上昇局面が訪れる
<日経平均日足 2月~4月>
2月の暴落局面を振り返ると相場の下落は3月26日に底を打ち、4月は上昇局面が訪れています。
10月2日から始まった今回の日経平均の暴落ですが、2月の暴落と比較すると上記のような数々の類似点があり、そろそろ下落局面が終了して12月は上昇局面が訪れる可能性も決して低くなさそうです。
コメント
12月反転説、チャートから2月に酷似していることは素晴らしい分析だと思います。
ただ、現在はアノマリーの逆をいく狂った相場環境であり、米国の利上げ、中国経済の失速といった大きな爆弾があるので、反転するには米中の関係が好転するニュースが必要ではないかと考えています。
ファーウエイの米国の圧力といったニュースから、米国がとことん中国を追い込んでいくと私は見ており、今年の12月は油断したところをがつんと下落させるのでは、とノンポジを続行しております。