株高の宴終了を視野に入れた立ち回りが必要

10/4~10/8の収支(確定損益)

10/4~10/8の売買

10月4日 テクノホライゾン 1,000株(@1,240)決済売り
10月4日 MTG 2,000株(@1,620)決済売り
10月4日 ウッドフレンズ  900株(@3,360)一部売り
10月5日 山大 2,100株(@1,320)一部売り
10月5日 KeePer技研 1,000株(@3,040)買い増し
10月6日 日経平均先物ミニ12月限 5枚(@27,220)新規買い
10月6日 ウッドフレンズ 500株(@3,280)一部売り
10月6日 247 3,000株(@1,060)一部売り
10月8日 日経平均先物ミニ12月限 5枚(@28,180)決済売り
10月8日 日経平均先物ミニ12月限 3枚(@29,190)新規売り
10月8日 アドバンスクリエイト 2,000株(@1,073)決済売り
10月8日 ミズホメディー 1,000株(@2,964)決済売り
10月8日 ミライトHD 2,000株(@2,180)決済売り
10月8日 メイコー 3,000株(@2,920)決済売り
10月8日 サンデン 13,000株(@292)決済売り
10月8日 ユークス 5,000株(@418)一部売り
10月8日 セレス 1,000株(@2,742)一部売り
10月8日 KeePer技研 1,000株(@3,320)一部売り
10月8日 シンバイオ 2,000株(@996)決済売り
10月8日 STIフードHD 1,000株(@3,780)買い増し
10月8日 ABホテル 1,000株(@1,300)一部売り
10月8日 東祥 1,000株(@1,840)一部売り
10月8日 JALUX 1,000株(@1,720)一部売り

 

<日経平均 日足>

<マザーズ 日足>

<NYダウ 日足>

<NASDAQ 日足>

 

今週の日経平均も軟調な動きとなりました。

岸田政権への期待剥落に中国不安とアメリカの金利上昇が重なり、外国人投資家の逃げ足に弾みがついた週だったようです。

週末にかけて下げ止まりの気配がありますが、ここまで下げてしまうと、また直ぐに30000円を目指す展開になるとは考えにくい。

それどころか、現在の主要先進国の状況をざっと考えてみると、株高の宴がそろそろ終了する可能性を感じます。

 

・日本

岸田政権が掲げる「新しい資本主義」と「成長と分配の好循環」。
この政策はアベノミクスの弊害をカバーする為の政策でしょう。
アベノミクスでは金持ちが更に金持ちになり、中間層以下には恩恵が乏しかった。
これを解消する為に、更に財政拡大を続けて中間層以下への優遇策を打ちたいところですが、日本の借金は昨年度末時点で1200兆円を突破しており対GDP比で260.7%、流石に危険レベル。
世界的な金利急上昇が発生すれば事態は急変して一気に国家存亡の危機になる可能性すらある。
岸田政権は投資と緊縮の板挟みに悩む政権と考えられ「金融所得課税の見直し」も財政問題に配慮した政策。ただ当然ながら株価への影響や関係者からの反発もあり、舵取りが非常に難しいところです。
たかが株価ですが、株式市場が急落すると経済の逆回転が始まる。企業の成長投資は抑制され不景気となる。こうなると「成長と分配の好循環」どころではなくなります。

財政問題を根本的に解決するには少子化対策が一番重要。これが解決できれば社会保障費の増大や年金問題も解決に向かうように思います。それができないのであれば治安悪化に目を瞑って移民受け入れの拡大しかないように思います。
また、株式市場では日銀のアシストはもう多くは期待できない状況にあります。むしろ買い込んだ36兆円のETFを出口に向けてどう処理するのかが非常に重荷。
これは新しい日本国の政府系ファンドを100兆円規模で作り、日銀法を改正してそこにすべて飛ばしてしまい、GPIFと両輪で回して行くくらいしか手はないように思います。

 

・アメリカ

債務上限の12月までの一時的な引き上げが決まり、当面の危機を回避しました。
ただインフレが進行し金利上昇が続いており、流石に金融引き締め時期が早まるかも知れません。
あと数か月間は、だましだましで漕げそうではありますが・・。
世界の株式市場の先導役であるアメリカ市場。
じゃぶじゃぶ資金で、この危機も乗り切るかも知れませんが、崩れる時は一気に崩れると予想される為、油断は禁物です。

 

・中国

中国恒大集団に始まった不動産危機。
中国当局の方針は習近平政権の政策として中国不動産業界の過剰債務圧縮を促すと同時にモラルハザードを避けようというものです。
根本的には一般国民に手の届かない価格まで上昇した不動産市場は異常であり、これを修正したいらしいのですが、この言葉はどこかで聞いたような気がします。
そう、それは1990年代初頭の大蔵省(現:財務省)の官僚の言葉です。
当時の日本は、土地バブルで急騰した不動産価格を抑える為の政策を矢継ぎ早に打ちました。
その結果として土地バブルは崩壊、その後20年に渡るデフレへと突入しました。
習近平政権はおそらくこの辺については十分に研究していると考えられる為、過去の日本の轍は踏まないと予想しますが、中国恒大集団の件は中国国内の問題でありながらも中国経済に大きな打撃を与えかねない問題であり、それが世界に波及する可能性もあり、甘く見ないほうがいいように思います。

 

・インフレ
船代金が上がり、最近は石油、天然ガス、石炭が上がり、農作物が上がり、世界のありとあらゆるモノの価格が上昇しているようです。
これはけっこう危険。
これから冬にかけて株式相場が急落するとしたら、このインフレが引き金になるような予感がしています。

 

 

先週点灯したヒンデンブルグオーメンが、今週消灯しました。

一安心とも言えますが、この点灯と消灯を繰り返すというのが一番危ない。

次に点灯した時が要注意か。

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売買

今週は大幅にポジを縮小しました。

今後しばらく外国人投資家の日本株買いに期待できない事や、目先の中国情勢、アメリカ市場の状況などを考えての決断です。

今後は、株高の宴終了を視野に入れた立ち回りが必要ではないかと思います。

一時期に比べて含み益が大幅に減少したものもありますがやむを得ません。

ただ、これでキャッシュ比率が大幅に高まりましたので、暴落どんとこいの状況です。

 

先週購入したアフコロ系も、現在の地合いや今月末から始まる決算で一旦下げる可能性を考えて減らしました。

KeePer技研は火曜日に買い増しましたが、半導体不足の影響で新車販売が伸び悩んでいる状況からトヨタ向けの立ち上がりが更に遅れる可能性もあると考えて金曜日に減らしました。

純粋な買い増しはSTIフードHDのみ。

 

管理人の秋の勝負銘柄である山大は2Q決算(11月11日)期待で買っていましたが、意図せず吹いたので地合いの悪さを考えて一部売り。

今後は株価を見ながら買い増しの予定です。

山大の業績分析(2021.9.29)|キラク
【最終更新日(訂正)】2021.9.30 ※(2021.9.30)6.2Q業績推定とまとめの(2Q 期待系)の算出表の数値に誤りがあった為、訂正しました。  当記事は山大の業績分析を、当銘柄を取り巻く状況や統計データ、メディア報道記事、IR問い合わせ結果などから個人投資家の視点で分析し、備忘録を兼ねて記載したもので...

<目次>
1.概要
2.2021.3期と2022.3期1Qの業績分析
3.ウッドショックの恩恵は2Qから
4.事実整理と確認事項
5.IR問い合わせ結果
6.2Q業績推定とまとめ

 



 

【保有銘柄】
(7426)山大 3,000株(@984)
(6036)KeePer技研 1,000株(@3,330)
(3696)セレス 1,000株(@2,635)
<中長期目線>
(6565)ABホテル 2,000株(@1,320)
(8920)東祥 1,000株(@1,840)
(2729)JALUX 1,000株(@1,805)
(7074)247 2,000株(@834)
(2150)ケアネット 2,000株(@1,348)
(7453)良品計画 5,000株(@2,173)
(8886)ウッドフレンズ 1,500株(@3,268)
(2932)STIフードHD 2,000株(@3,970)
(4334)ユークス 5,000株(@377)

※ケアネットは株式分割(1:4)を反映しました。

【先物】
日経平均先物ミニ12月限 3枚(@28,190)売り

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