アメリカ人と日本人の株に対する考え方の違い

アメリカ株を買った人は誰も損していない

NYダウの史上最高値の更新が続いています。

NYダウは1896年に算出が始まった指数であり、その歴史は120年になります。

1896年の初値は40.96ドルであり、現在の21,000ドルを超えるまで、途中の上げ下げはあるものの一貫した上昇が続いています。

最初からインデックス連動型の商品はなかったでしょうが、仮に1896年の算出開始時にNYダウのインデックスに連動する商品があったとすれば、120年間で、何と512倍になっている計算です。

もちろん、物価も上がってはいますが・・

この事実は、簡単に言うと、今までアメリカ株を購入した人は誰も損していないということを表しています。

株価が上がり続けているので、いつ株を買っても、いずれは買値より高い値段で他の人が買ってくれるという状態がずっと続いていることになるので、アメリカ株を購入した人は理論的には誰も損していないということが言えます。

上がり続けているため、最後のババが存在しないのです。

 

勿論、アメリカ株はダウ構成銘柄以外にもたくさんありますが、すべての指数が長い目で見れば一貫した上昇基調を続けています。

また、個別株では当然のことながら、上がる株もあれば下がる株もありますが、平均値である指数が上昇を続けているのですから、少なくともインデックス連動型の商品を購入している人や、広い銘柄に分散投資している人は、全員が儲かっていることになるのです。

この事実は本当に凄いことで、アメリカ人の株に対する考え方に影響しています。

アメリカ人は、株は長い目で見れば永久に上昇を続けると考えている人がほとんどであり、大多数の人が資産運用の一環として株を購入しています。

アメリカ株が一貫した上昇を続けている理由は、アメリカ経済が成長を続けているからであり、経済という面でみると、まさに理想的な国です。

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日本人は株をギャンブルだと思う

対する日本株はと言うと、日経平均の最高値は1989年末の38,957円であり、現在の株価は最高値の1/2程度でしかありません。

1989年末の38,957円までの上昇は不動産バブルによるものですが、このバブル崩壊によって、沢山の人が大変な目にあいました。

当時、管理人はまだ若かったのですが、企業の倒産、個人の破産、自殺、一家離散など、悲惨な話をよく耳にしました。

このような歴史を持つため、日本人は、株をギャンブルだと考える人がほとんどです。

日本人が貯金を好み、株への投資を行わないのは、このような歴史からです。

アメリカ人と日本人の株に対する考え方は全然違うのです。

 

今やっと、アベノミクスによってバブル崩壊のトラウマを忘れ去れる時が来ているのかも知れません。

年月の経過とともに経済が成長を続けるのは、ある意味当たり前のことですから、アメリカのように持続的に成長を続ける日本になってほしいと思います。

日本経済が成長を続ければ、株も上がり続け、国の歳入も増え続けるため、財政再建や年金問題など、お金に関する問題の大部分が解決します。

管理人の懐も温まり続けます・・

 

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