今日はとても寒く、東京でも雪がちらついたようです。
最近の東京では年に数回くらいのペースで雪が降るという感覚ですが、昔はどうだったのか。
近年、温暖化が叫ばれているため昔はもっと雪が降っていたのでしょうか。
気象庁天気相談所が、東京で雪が降った日数を公表しています。
上記資料から、元号別に東京での年間平均降雪日数を集計してみました。
元号別の年間平均降雪日数(東京)
元号 | サンプル数 | 降雪日数 |
明治 | 37 | 12.9 |
大正 | 14 | 14.2 |
昭和 | 62 | 11.2 |
平成 | 27 | 8.3 |
※集計対象は、資料に記載のある明治9年から平成27年までとしています。
集計してみると、明治~昭和はあまり変化がありませんが、平成に入ってから若干、降雪日数が減少しているようです。
ただ、そんなに変わりませんね。
明治時代と今で、数日程度の差しかないのでしょうか。
近年は今日のように雪がちらつく程度でも「雪が降った」といいますが、明治時代などでも果たして「雪が降った」とカウントしたものなのか。
「雪が降った」とカウントする基準が今と昔で違う可能性があります。
そこで、東京の平均気温を知りたいと思いネットで検索する気象庁がデータを公開していました。
この資料によると、明治時代の1月の平均気温は1度~3度くらいで、平成は5度~8度くらいとなっており、明らかに近年の平均気温が高くなっています。
明治時代の平均気温1度~3度では、きっと、しょっちゅう雪が降っていたに違いありません。
「雪が降った」とカウントする基準を、今の基準で統一すると、おそらく昔の降雪日数は、先ほどの資料の数字よりももっと多いのではないでしょうか。
昔は家屋や暖房設備なども、今と比べて整っていなかったでしょうから、冬の暮らしは大変だったと思います。
寒さが苦手な管理人としては、今の時代に生まれて良かったと考えています。
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