40歳の春のことです。
大きなプロジェクトが無事カットオーバーして、会社から関係者全員へ休暇を取るよう指示がありました。
とても大きなプロジェクトでしたので、直前の3カ月くらいは休みなしで働いていたため、疲労が溜まっていました。
2週間という久しぶりに長い休みがとれて、ハワイへ旅行しました。
非常にまったりとした、日々の喧騒を忘れさせてくれる別世界にいるような旅でした。
資産のほうは、貯金の額も順調に増加しており、また、株式もアメリカのサブプライムバブルによって日本株が上昇し、大きく増えていました。
あと10年以内に、リタイアしよう。
この旅の最中に、今まで漠然としていた早期退職を決意しました。
仕事は、やりがいと安定した収入をもたらしてくれます。
しかし、別の視点でみると、毎日朝から夜まで拘束され、ストレスで心身ともに疲れ果て、仕事以外のことはほとんど何もできない生活が続きます。
今の生き方は、やはり根本的に何か違う。
あまり年をとりすぎて、体が弱る前に、仕事をやめて人生を楽しもう。
そう決意した、40歳の春でした。
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