2018年も今日が最終日になりました。
株式相場において2018年は波乱の年でした。
特に10月以降はマクロの乱高下により、個別株も大きく振られる展開となり多くの投資家を悩ませました。
今年の投資成績を振り返りながら考えたのは、これからの投資スタイルについてです。
これまでは好業績株に広く買いを入れて、全体の値上がりを待つという投資スタイルで利益を上げることができましたが、今後は難しくなりそうです。
来年からは投資スタイルを大きく変えようと考えています。
具体的には、以下の2点を実践しようと思います。
・分散するスタイルから、銘柄を絞るスタイルに変える。
・「買い」と「売り」を併用する。
□分散するスタイルから、銘柄を絞るスタイルに変える。
来年も突然の悪材料噴出によって、マクロが乱高下する展開が予想されます。
マクロ急落の際に投資銘柄を広く分散していると、全保有銘柄が一斉に急落することになり、その後のリカバリーが難しくなります。
投資銘柄を広く分散して中長期で持つというスタイルは、景気拡大期には最も安全で有効ですが、今後は最も危険な投資手法となりそうです。
今後は現金比率をより高めて、投資銘柄を絞るスタイルに変えようと思います
マクロ急落により保有銘柄が急落した場合の、一般的な対処方法は以下の3つです。
・損切りする。
・株価回復を待つ。
・下値で難平買いをする。
個別銘柄の事情によらないマクロ急落による株価下落局面では、経験上「損切り」は最も悪い対処方法です。
常に現金比率を高位に保ち、投資銘柄を絞っていれば、マクロ急落の際も、「株価回復を待つ」「下値で難平買いをする」という対処がとりやすくなります。
□「買い」と「売り」を併用する。
今後は、「買い」だけでは安定して利益を上げるのは難しくなりそうです。
「売り」を併用したスタイルが、リスク管理という面からも有効になると考えています。
来年からは先物を含めて、「売り」を積極的に取り入れていこうと考えています。
注意すべきは、ただ単に「買い」と「売り」を併用するのは「両建て」と変わらず、有効なスタイルではないということです。
「両建て」するなら「ノーポジ」がいいというのが管理人の基本的な考えですので・・
今後は「売り」だけで利益を上げるスタイルについても採用しようと考えています。
あとは、その時々の投資判断の参考に、今流行りの「AI」を取り入れようかと考えています。
下記は個別銘柄の売買タイミングをアルゴリズムが教えてくれるようです。
総合すると、今後の目指すべき投資スタイルは、常にキャッシュをベースとした「HIT&AWAY」のスタイルです。
・基本的にはキャッシュで持つ。
・チャンスの時だけ「銘柄」を絞って、「買い」にこだわらず「売り」でも攻める。
・利益を取ったらキャッシュに戻す。
これを実践してゆきたいと考えています。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
管理人は東京近郊の温泉街で年越しを迎える予定です。
コメント
HIT&AWAYのスタイルで3年たちました。
景気が良くても悪くても勝てる手法を実践して、10月以降の暴落もほとんど
被害を受けませんでした。
キャッシュポジション5%で年を超え、全体相場がどちらに転んでも大丈夫ですが、2019年は空売り主体になりそうです。