実践中のHIT&AWAY戦略の手法について書いてみました。
リスクを抑えた投資ができるため、収益重視の方には有効な手法だと思います。
管理人のHIT&AWAY戦略の概要は以下のとおりです。
1.毎日の相場を観察して、高確率で利益が出そうな局面のみ参加
基本的なスタンスは「休むも相場」で、ノーポジが基本です。
参加してもいいかなと感じる局面が10回あったとしても、実際に参加するのはそのうちの1~2回程度に留めます。
本当にチャンスだと感じる場面以外は見送りが基本。
頻繁に相場に参加すると、取ったり取られたりの出入りの激しい展開になりますが、参加回数を抑えることで勝率を重視します。
2.投資期間はデイトレから最長1か月間程度
HIT&AWAY戦略というと、デイトレのような短い投資期間を想像しがちですが、管理人のHIT&AWAY戦略は、相場動向によって最長1か月間程度までの投資期間をみています。
もちろんデイトレで決済することもありますが、タイミングが見事にはまった場合は、損小利大の方針に従って利益を伸ばすことを基本方針としています。
3.少額投資でリスクを抑え、ビッグウェーブを狙う
投資金額は少額で開始するのが基本です。
また、コツコツ勝ちのみでもいいのですが、含み益が増加してビッグウェーブに乗れそうな場合は、投資額を追加して大勝ちを狙います。
HIT&AWAY戦略向けには、先物口座に1000万円入金してますが、最初のポジはミニ2~3枚と決めています。
なお、損小利大の方針のため、1回の損失は10万円程度までに抑える計画です。
4.主に先物で実践する
先物は手数料が非常に安く、HIT&AWAYのように投資回数が増える可能性のある投資に最適です。
日経平均先物ミニならば、1枚の手数料はわずか40円程度と格安です。
この程度の手数料であれば、売買回数を気にせずに売買できます。
また、先物は個別株のように特定の筋の仕掛けなどで株価が一方に振られる危険性がないので、この点でもHIT&AWAY戦略に適していると考えています。
なお、ちょっと話が外れますが、株式投資の売買手数料について考えてみます。
株式投資に限らず、普通の商売でも手数料というのは最終的な利益に大きな影響を及ぼす存在です。
株式投資を小売業にあてはめて考えてみます。
小売業の損益を、税金や運営費用、廃棄費用などを除いて簡潔に表すと以下になります。
(小売業の損益) = (販売価格) - (仕入れ価格)
但し、仕入れ価格には卸の手数料が含まれています。
(仕入れ価格) = (製造価格) + (卸手数料)
よって、小売業の損益は次のように記載できます。
(小売業の損益) = (販売価格) ー {(製造価格) + (卸手数料)}
大カッコ({})を外すと下記の式になります。
(小売業の損益) = (販売価格) ー (製造価格) ー (卸手数料)
株式の損益は、
(株式の損益) = (売却額) - (購入額)- (売買手数料)
ですので、株式の売買手数料は、小売業の卸手数料に該当するものになります。
小売業における卸手数料は、場合によっては商売の成否を左右するほど重要なものです。
株式投資においても、長年投資することを考えると売買手数料が投資収益に与える影響は非常に大きなものであり、売買手数料を抑えた投資というのは非常に重要なテーマです。
小売業において、生産者からの直仕入れにより卸が衰退したように、株式投資においても将来的には高額の売買手数料をとる証券会社は生き残れないのではないでしょうか。
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