安倍政権の続投が確実視された9月中旬頃から、日経平均が急速に上昇し始めました。
同時期からTOPIXの上昇も顕著になっており、明らかに海外からの投資資金が日本株式市場に流入しています。
<日経平均 日足>
9月3日に発表された野村証券の最新のレポートによると、日本企業の2018年度、2019年度の業績見通しは以下のとおりです。
・2018年度 6.8%増収、11.3%経常増益
・2019年度 3.2%増収、9.8%経常増益
米中貿易戦争による中国経済減速の影響について警戒する記述があるものの、もしこの通りの数字になるのであれば来期も大幅な増益となることから、現在の日経平均の水準から考えて、日本株式市場は一段高の可能性がありそうです。
・日経平均EPS(9/21時点) 1732.22円
・日経平均PER(9/21時点) 13.78倍
資金流入局面で有効な投資手法
安倍政権の続投と日本企業の業績の伸びにより、今後も海外からの投資資金の流入が続くと仮定した場合は、年初から調整を続けていた銘柄を含めた幅広い銘柄の上昇が期待できます。
なかでも、このような局面における有効な投資手法は、上値ブレイク銘柄に便乗するモメンタム投資です。
資金流入局面では、年初来高値を更新する銘柄が大幅に増加し、上昇銘柄は「株価上昇」が材料となって次々と資金を呼び込み更に上昇するサイクルを繰り返すことが多いため、モメンタム投資向きの環境と考えられます。
現在は、普段行っている投資手法とは別に、モメンタム投資を別ルートで走らせて、収益を一段上乗せするチャンスであると考えています。
上値ブレイク銘柄の上昇に乗るための投資手法
①年初来高値銘柄を毎日チェックする
YAHOO!ファイナンスなどで、年初来高値銘柄を毎日チェックします。
上記は9/21の東証1部の年初来高値更新銘柄の一部です。
管理人は全市場の年初来高値更新銘柄を毎日確認して、スクショを保存しています。
②監視銘柄を決定し値動きを毎日監視、売買する
年初来高値更新銘柄のなかから監視銘柄を決めて値動きを毎日監視します。
値動きを見ながら勢いのあるタイミングで購入し、基本的にデイトレ ~ 2、3日の短期スイングで利鞘を抜く作業を繰り返し、利益を積み上げて行きます。
安定的に上昇する銘柄に関しては、中期保有に切り替える手もあります。
監視銘柄は必要に応じて時々入れ替えを行います。
注意点は含み損銘柄を深追いしないこと。
購入タイミングが悪く含み損となった場合は直ぐに損切することが重要です。
年初来高値更新銘柄はたくさんあり、また同一銘柄に関しても回転売買で何度も購入・売却を繰り返すことが基本のため、ひとつの含み損銘柄に固執する意味はありません。
現時点で注目している銘柄
<(6541) グレイステクノロジー>
ゴールドマンサックスが目標株価4600円でカバーを開始したことで、9/21に大きく上昇しました。
東京オリンピック招致で世界的に有名になった滝川クリステルがCCOに就任し、自らテレビCMに出演していることから、海外の資金を呼ぶ仕手性も備えており要注目です。
<(3182)オイシックス・ラ・大地>
ビジネスモデルや今後の業績の伸びへの期待により、先月から綺麗な上昇が続いています。
昨年の(2484)夢の街創造委員会と同じ匂いを感じるため、今後も安定的な上昇が続く可能性がありそうです。
9月優待銘柄であるため、9/26日以降は一旦調整する可能性があり、来週末にかけて調整後に購入できればベストであると考えています。
値動きによっては中期保有に切り替えるべき銘柄かも知れません。
コメント