株式相場において「暴落」は時々発生する避けては通れないものです。
一般の投資家にとって「暴落」は資産面だけでなく、精神的にも大きなダメージを伴う非常にやっかいなものです。
「暴落」を牽引するのは投資家の実需売りだけでなく、巨額の短期資金を運用する短期筋の空売りです。
短期筋は常時相場を監視しており、隙があれば大規模な運用資金を使って「買い」でも「売り」でも仕掛けてきますので、相場暴落時は当然ながら「空売り」で参加してきます。
その他に機関投資家のCTAと呼ばれているトレンド追従型の自動売買も、「暴落」の加速に一役買っています。
この暴落ですが、上記のように大規模な「空売り」を伴って急落するため、たいていは行き過ぎた水準まで株価が下落します。
投資家は運用成績の悪化により買いポジションをクローズする動きに出ざるを得ないので、業績が堅調で中長期で保有すればほぼ100%利益が出る銘柄も一斉に投げられます。
その銘柄を保有している投資家にとっては気が気ではない事態ですが、これから相場に参加しようとしている投資家や、ポジションが少ない投資家にとってはこの上のないチャンスになります。
将来上がる銘柄が、安く買えるのですから・・
例えが適切ではないかも知れませんが、買いたい銘柄の株価がどんどん安くなってゆくので、バーゲンセールの値引きが目の前で進行しているのと同じです。
あとはタイミングを見て拾うだけ。
拾ったら、しばらく冬眠していれば、そのうち大きく上昇して利益をもたらせてくれます。
問題はいつ買うか
将来上がる株がマクロ暴落により安くなった場合、購入するタイミングだけが問題になります。
相場の底を確実に当てることは不可能ですので、買ってもいいと思う水準まで下げたら複数回に分けて買い進むのが良いのではないかと思います。
株式で儲けている知人に、年に数回程度しか株式の売買を行わないやつがいます。
彼はサラリーマンですが、相場全体の暴落が発生したときだけ株式を購入し、ある程度上昇したら売却してキャッシュに戻すことを繰り返しているのです。
毎日株式相場の動きは見ないそうですが、土日は銘柄研究を必ず行い、次の暴落が発生したときに購入する銘柄を研究しているそうです。
確かにこの戦法であれば、購入手数料を抑えることもできて一石二鳥です。
彼にとって「暴落」は株式で儲けるためになくてはならないものです。
相場は予測できないものです。
予測できないからこそ、暴落が発生するとも言えます。
相場は年に数回は必ず暴落しますので、常に暴落を意識した資金管理と銘柄研究が必要です。
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コメント
ごんざれすです。こんばんは。
遅くなりましたが本年もよろしくお願い申し上げます。
(ほぼ毎日閲覧させていただいております)
さて、私の場合会社員ですので、ザラ場の状況を見て売り買いすることはできません。
従い、本記事にもあるような、土日に企業分析、財務分析を行い、暴落時に買う
銘柄の目星をつけておきます。
騰落レシオ25日の値が、70を割ったタイミングを買いのタイミングの目安に私は
しています。あと、日経平均株価25日線(カイ離率)(%)が-5%以上広がったとき
です。逆に売るときは騰落レシオが120以上、日経平均株価25日線(カイ離率)(%)が
+5%以上を目安にしています。
(購入した後は半年程度保有しているケースが多いです。中期投資派って感じです)
管理人様のほうで、何か目安にしている売り買いの指標があるようでしたら
何かのタイミングで是非お披露目いただければ。。
またのぞきにまいります。
ごんざれすさん
キラクです。こんばんは。
今年もよろしくお願いします。
自分の銘柄選別は、中長期は業績とタイミング重視、短期は材料と需給重視という感じです。
指標は特に決めていませんが、中長期の選別では、銘柄の成長性や、株価推移の波動、マクロ状況などから、今後上昇が見込めると判断したタイミングで買っています。
短期の選別では、材料が若いことと、材料の大きさで決めています。
また、中長期狙いで買った銘柄でもマクロが悪化しそうな場面や、その銘柄が大きく上昇した場面では一旦売り、その後改めて買い直すなどしております。
今は相場を毎日見れるため、短期のほうは仕手系の銘柄も手掛けていますが、勝ったり負けたりで、やはり株式投資の本質は中長期だと感じているところです。
今年は手数を減らすことを考えています。
記事に書いた知り合いなどは、かなりシビアでいい銘柄を相場が暴落したタイミングでしか買わないようです。買うのはせいぜい年2~3回のようです。
日経平均が15%~20%程度下落したタイミングで、購入しているようです。