四季報の業績欄の見出しは、一定の条件で付けられています。
よく使われる見出しは以下のもので、その意味と使い方について四季報編集部から見解が示されています。
(出典 会社四季報オンライン編集部【見出し】拾い読みで有望株を探す裏技を公開)
四季報を読み際には、これらの見出しを参考として投資銘柄を探すことも多いと思いますが、管理人が重視しているポイントを記事にします。
・「独自増額」「独自再増額」
管理人が四季報を読む際に最も注目する見出しです。
四季報の独自調査により、会社計画からの利益増額を示す見出しですので非常に有効です。
時には市場があまり注目していない銘柄に、この見出しを打ってくることもあります。
四季報前号の評価が今ひとつだった銘柄に、この見出しが付いた場合は要注目です。
また、再度の増額予想である「独自再増額」は、今後も利益の上振れが続くのではないかという思惑が入りやすく、株価の安定上昇につながりやすい傾向があります。
・「増益幅拡大」「大幅増額」系
四季報前号との比較における利益上振れ予想の見出しですので、言い換えれば最近3か月間での四季報利益予想の上方修正といえます。
こちらも、今後の利益上振れ継続の思惑が入りやすい見出しです。
現在の株価への織り込み具合を考慮しながら、投資銘柄を探るのに有効です。
・「一転黒字」
短期的には一番強い見出しだと思います。
四季報前号で赤字予想であったものが、3か月間で黒字予想に変わった銘柄につけられますので、株価急騰につながる場合があります。
・「減益幅縮小」
四季報前号からの利益改善予想の見出しです。
減益予想の銘柄の減益幅が縮小するというものですので、今後の増益までの思惑が入る場合は、株価急騰につながります。
急騰する可能性のある穴銘柄が潜んでいる見出しです。
・「連続最高益」「大幅増益」系
見た目はインパクトのある見出しですが、会社の過去実績に対するものですので、既に株価に織り込み済のことも多いです。
この見出しの銘柄に投資する場合は、目先だけでなく、その銘柄の将来の成長性を加味して検討する必要がありそうです。
・「V字回復」「急回復」系
こちらも会社の過去実績に対するものですが、その時点の株価への織り込み具合によっては、株価急騰につながることがあります。
株価上昇の初動期に投資できれば非常に有効です。
以上、管理人が重視する四季報見出しのポイントについて記載してみました。
投資銘柄の検討をする際の参考にしていただければ幸いです。
なお、四季報予想も当然のことながら間違うこともあります。
投資はあくまで自己責任です。
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