3泊4日の東北の旅へ行ってきました。
東京 ⇒ 青森 ⇒ 弘前 ⇒ 秋田 ⇒ 盛岡 ⇒ 平泉 ⇒ 山形 ⇒ 東京
のコースで周り、総移動距離は、1768kmになりました。
大人の休日俱楽部パスを使い、新幹線メインで周ったのですが、3泊4日のJRの旅としては、かなり動けたと思います。
Contents
旅1日目
(コース:東京 ⇒ 青森 ⇒ 弘前)
朝8時過ぎに自宅を出て、最寄のJRの駅から東京駅へ。
まずは、9時36分発のはやぶさで新青森に向かいました。
新幹線に乗ること自体が好きですので、今回の旅の目的の3割くらいは、たくさんの新幹線に乗ることにあります。
はやぶさは非常に快適。
途中の停車駅は列車によって違いがありますが、今回乗ったのは大宮、仙台、盛岡だけ止まるやつです。
3時間で、あっという間に新青森に到着。
新青森から奥羽本線に乗り換え、約6分で青森駅に到着しました。
昼食は、青森駅前の青森魚菜センターの名物「のっけ丼」を食べるつもりでしたが、何と定休日で休みでした。
「のっけ丼」は、好きな海鮮類を自分で選んで丼ぶりに乗せて食べる青森名物です。
以前、青森に来たときに初めて食べたのですが、1000円程度の具材で新鮮な山盛りの海鮮丼を食べ、非常に満足した記憶があるだけに、休みとは残念です。
結局、近くのそば屋で簡単に済ませて、青函連絡船八甲田丸記念館などを観光。
青森は駅前だけ観光して、弘前へ向かいます。
弘前は観光地だけあって、駅前は綺麗に整備されている印象でした。
駅から100円バスで弘前城公園へ向かいました。
特に城を見るのが好きなわけではありませんが、弘前城は一度見ておくべきと考え、今回の旅のコースに入れました。
弘前城は東北では唯一、天守閣が現存している城です。
ちなみに、かつて日本には2万5000以上の城がありましたが、火災や戦争などで崩壊し、天守閣が現存している城は、日本全国で12城しかありません。
天守閣付近から望む岩木山。
天気が良ければ綺麗に見えるようですが、あいにくの曇り空でした。
弘前城公園を出たところで、歩道を散歩する大きなカメに遭遇。
近所のおじさんが飼っているリクガメで、日課の散歩をさせているところでした。
カメも散歩をさせないと、運動不足になるらしいです。
1日目は、岩木山近くの嶽温泉に宿泊。
これが大正解!
泉質は硫黄の香りが強い強酸性の硫化水素泉で、個人的に好きな乳白色の温泉でした。
旅2日目
(コース:弘前 ⇒ 秋田 ⇒ 盛岡)
弘前から奥羽本線で、秋田へ向かいました。
2日目は盛岡を観光して、盛岡近郊の温泉郷に宿泊するつもりでしたので、秋田経由ではなく、新青森から東北新幹線で盛岡に向かったほうが時間的に早いのですが、「こまち」に乗るために敢えて秋田経由としました。
昼前に秋田へ到着。
そのまま「こまち」に乗り換えて、盛岡に向かうつもりでしたが、アクシデント発生です。
田沢湖周辺の大雨の影響で、こまちが運休になりました。
駅員に聞いたところ、夕方までには復旧する可能性があるとのことでしたので、秋田駅構内で暇をつぶしました。
3時間後にこまちの運転が再開。
待ちくたびれましたが、何とか盛岡へたどり着くことができました。
予定していた盛岡観光は時間的に難しくなったので中止。
2日目の宿泊先は、盛岡近郊の「つなぎ温泉」。
つなぎ温泉は、盛岡の奥座敷と呼ばれている温泉郷で、知人の温泉マニアの間でも非常に高評価です。
宿泊費はちょっと高めでしたが、高級ホテルで泉質抜群の源泉かけ流しの湯をゆっくり楽しんで2日目は終了。
旅3日目
(コース:盛岡 ⇒ 平泉 ⇒ 山形)
今日の目的は世界遺産の平泉です。
盛岡から「やまびこ」と東北本線を乗り継いで、平泉に到着。
平泉では、世界遺産の「毛越寺」「中尊寺」を観光しました。
駅前から循環バスが出ているので便利です。
毛越寺の本堂と庭園。
遺産的な価値は、本堂ではなく庭園のほうが高いようです。
中尊寺入口。
中尊寺へ行くには、循環バスのバス停から、700mほど急坂を上るので、ちょっと疲れます。
急坂を登った先にある、中尊寺本堂と、本堂のなかにある観音像。
ここまでは撮影が許されていました。
金色堂と、金色堂手間にある重要文化財の数々は撮影不可でした。
平泉から東北本線で一ノ関へ移動し、「やまびこ」と「つばさ」を乗り継いで、福島経由で山形へ。
山形は生まれて初めて訪れた街です。
駅前は新幹線側が再開発されていて、新しい建物が多く、道幅が広くゆったりしています。
賑わいはそれほどではないものの、個人的には好きだなあ・・
駅前のビジネスホテルに宿泊。
旅4日目
(コース:山形 ⇒ 山寺 ⇒ 山形 ⇒ 東京)
いよいよ旅の最終日。
この日は朝から晴れており、午前中に真夏日となる35度を記録。
今日の観光の目玉は、東北旅のガイドブックで常に上位に位置している立石寺(通称「山寺」)です。
1100段の階段が有名で、一度は行ってみたいと前から考えていました。
ただ、この暑さ。
体力的に多少心配です。
山形から仙山線で、山寺へ移動。
駅の名前が「山寺」なんですね・・
駅の案内に、山寺の頂上である「奥の院」まで行って、戻ってくるには2時間かかると書かれていました。
1100段の階段があるので、片道1時間かかるのでしょう。
この暑さと、ここまでの旅の疲れもあり、体力的にもつかちょっと心配になってきました。
入口に到着。
これから1100段登るのかと思うと、気が重くなります。
登り始めて、すぐに立石寺の境内に出ます。
大晦日のNHK「ゆく年くる年」でたまに放送されるのはここだと思います。
さて、いよいよ長い登りが始まるようです。
ただ、ひたすらに1段ずつ登ってゆきます。
階段のほとんどは森の中に作られていて、直射日光が当たらない作りになっています。
ひたすら登っていると、「せみ塚」に到着しました。
松尾芭蕉が、有名な句「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」を詠んだ場所のようです。
登る途中に、いくつかお参りの場所があります。
休憩場所も兼ねているのでしょう。
頂上、「奥の院」にやっと到着。
全身、汗まみれの状態。
普段の運動不足もあり、体力的にほぼ限界。
一休みしてから、来た階段を下り山寺駅に戻りました。
山寺から山形に戻り、夕方の「つばさ」で東京に戻りました。
お土産は、山形駅構内で売っていた地酒とさくらんぼ。
今年は、昨年の東北旅で行かなかった場所を中心に、駆け足で周る旅でしたが、満足のゆく旅になりました。
たまには日常から離れて、このような気ままな旅をするのもいいものです。
来年もまた行こう。
これだけ回って交通費は15,500円
新幹線中心で周った今回の旅ですが、交通費は15,500円でした。
弘前と平泉で循環バスを利用して500円ほどかかっているのですが、それ以外はすべて「大人の休日俱楽部パス」の15,000円で周っています。
安いなあ・・
お世話になった、大人の休日俱楽部パスの画像を記念に残しておこう。
指定席発行回数は、限度の6回まで使い切りました。(★の数が発行回数)
ちなみに、大人の休日俱楽部パスを使わずに、JR正規運賃で周った場合の運賃を計算してみると、51,304円になりました。
正規運賃だと、初日の東京-青森だけで16,000円以上かかりますので、大人の休日倶楽部パスの4日乗り放題15,000円がいかに安いかわかります。
このパスがないと、こんな旅行はなかなかできません。
コメント
1100段登ったのですね!私だったら筋肉痛が凄そうです( ゚д゚)そして、そのパス素晴らしいです!さすがキラクさんですね!
昨日あたりから、ふくらはぎの筋肉痛が酷いです。
でも、いい旅でした。