ここ数日、アメリカでのトランプへの抗議行動、50%を切る信任率などがたびたび報道されています。
ニュースを見て受ける印象としては、トランプという思想の違う怪物が大統領にのし上がってアメリカを支配しようとしていることに対して、アメリカ国民が一斉に抗議しているように見えます。トランプはまるで悪役に見えます。
しかし、どうしても腑に落ちません。
どうしてトランプは当選できたのか。
アメリカの大統領選挙制度が選挙人の数で決まるといっても、その選挙人を決めるのは全国民の投票によるもので、多少の誤差はあってもアメリカ国民の投票によって選ばれたのがトランプのはず。
トランプ反対派はいるとしても、それ以上にトランプ賛成派がいるはずであるのに、トランプ賛成派はまったくといっていいほど、メディアに取り上げられません。
トランプ賛成派は、隠れトランプと言って、表立って意思表明しない人が沢山いるからなのか。
トランプ反対派が乱暴な性格なので、反対派の行動が目立つのか。
トランプの言うように、メディアがトランプ反対派の行動だけを意図的に報道するから目立つのか。
それとも右翼と左翼のように、まったく思想の異なる勢力が選挙を戦った結果であり、ヒラリーが勝っていても、反ヒラリー派による抗議行動が頻発する事態となっていたものなのか。
次々と疑問が沸き上がります。
アメリカという国は本当に不思議な国です。
これが日本であれば、当選してこれほどの抗議行動が起こる候補者が当選することはまずないはず。
国民性の違いと考えるべきなのでしょう。
まあ、何だかんだ言ってもトランプが当選していなければ、今の日経平均はせいぜい18000円がいいところだと思うので、日本の株式市場にとっては今のところはトランプで良かったのでしょうが。
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