ロシアにも配慮した停戦交渉を 過去のNATO東方不拡大の約束はどうした

2/28~3/4収支(確定損益)

2/28~3/4の売買

3月2日 日経平均先物ミニ3月限 5枚(@26,680)決済売り
3月2日 マザーズ先物3月限 5枚(@779)決済売り
3月2日 セレス 2,000株(@1,462)決済売り
3月2日 日本ホスピス 2,000株(@1,932)決済売り
3月2日 トリドールHD 2,000株(@2,450)決済売り
3月2日 ケアネット 4,000株(@866)決済売り
3月2日 247 2,000枚(@710)一部売り
3月2日 日本一ソフトウェア 2,000株(@1,204)一部売り
3月2日 そーせい 1,500株(@1,444)決済売り
3月2日 商船三井 300株(@10,000)決済売り
3月3日 247 2,000株(@735)一部売り
3月4日 環境管理センター 6,000株(@500)決済売り
3月4日 CSランバー 1,000株(@2,930)新規買い
3月4日 WTI原油ETF 2,000株(@2,566)新規売り
3月4日 ケアネット 3,000株(@780)新規買い

 

<日経平均 日足>

<マザーズ 日足>

<NYダウ 日足>

<NASDAQ 日足>

 

今週もウクライナ関連で相場が乱高下。
先週末の開戦による急落で一旦底打ちしたものの、週中盤にプーチンが核兵器の使用をほのめかした事でリバウンド上昇が止まり、金曜朝の原発攻撃報道で急落となりました。

プーチンの主張はウクライナの中立化と非武装化、及びクリミア半島併合の承認。
一方的に他国に要求を突き付けて国境を越えて侵略行為に及んだのですから、これはもう狂気の沙汰であり、西側諸国からするとSWIFT除外などの強力な経済制裁もやむなしである事は言うまでもありません。

ただ、ロシアの歴史を振り返るとソ連崩壊後の西側諸国のロシアへの対応も行き過ぎがあったのではないでしょうか。
下記はロシア目線でウクライナ騒動を解説したテレ東BIZの豊島氏の解説動画です。
近代のヨーロッパの侵略の歴史をロシア側目線で振り返っています。

「ロシアの論理」で読み解くウクライナ危機【豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス】(2022年2月9日) – YouTube

 

ロシアを含めたヨーロッパは「侵略」の歴史が土台にあります。
ソ連崩壊以降、NATOは東に拡大しました。
現在はウクライナのみならず、フィンランドなどもNATO加盟を希望しています。
もちろん、主権国家は自分自身で国の方針を決める権利がありますが、1990年2月9日の米国ベイカー国務長官とゴルバチョフ会談にて、ベイカーはNATOは東方には1インチたりとも拡大しないと約束したそうです。
ただ正式に文書化はしておらず、アメリカはこの口約束を認めておりません。
ゴルバチョフはこの会談を受けてソビエト連邦解体に舵を切ったのではないかと考えられます。
ゴルバチョフは1991年12月25日に大統領を辞任し、同26日にソビエト連邦最高会議が連邦の解体を宣言しました。

ソ連解体以降のNATOは、ベイカー・ゴルバチョフ会談での口約束を守らずに東へ拡大し、ロシアと国境を接するまでに拡大しました。
この状況でウクライナのNATO加盟を許せばフィンランドなども続く可能性が高く、プーチンはこの件について何度もアメリカなどと協議を重ねたようです。

それでも西側諸国は一向に折れず、プーチンはついに堪忍袋の緒が切れて今回のウクライナ侵攻に至ったのではないかと思います。
ウクライナの親ロシア派の解放という侵略理由は建前に過ぎないと思われます。

 

 

管理人は純粋な日本人であり、ロシアびいきではありませんが、ちょっとこの経緯は疑問に思います。
ソ連解体以降のヨーロッパの軍事的パワーバランス、特にNATOの東方拡大に関しては、ロシアとも十分に協議しながら進めるべきだったのではないか、具体的にはロシアと国境を接する国々のNATO加入は認めない、軍事的には中立国にするなどロシアへの配慮も必要だったのではないでしょうか。
上記の事情を考えると、恐らくプーチンはこのままでは一歩も引かない可能性が高いように思います。
西側諸国は一方的にロシアの落度を指摘するだけでなく、ロシアにも配慮した交渉が必要なのではないでしょうか。
停戦交渉には中国やスイスなどの第三国が仲介役に入る必要があるように思います。

 

ウクライナ騒動で今後発生する事象の株式市場への影響をざっと考えてみると下記となります。

(相場上昇要因)
・ウクライナ側がロシアの要求をのんで停戦。
・ロシアが譲歩して停戦。
⇒ 停戦ならば、いずれも上昇。
・数か月間だらだらと戦闘が続く。
⇒ マーケットが慣れて材料視しなくなる。

(相場下降要因)
・ロシアが原子力兵器を使用。
・原子力発電所で放射能漏れ。
・NATOがウクライナに加担して参戦する。
⇒ これは世界大戦に拡大する可能性があり最悪のパターン。
・世界経済への悪影響(先進国のリセッション入りなど)が具現化される。

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売買

開戦勃発の急落で仕込んだ日経平均先物、マザーズ先物、セレス、日本ホスピス、トリドールHD、商船三井は、リバウンドが止まった火曜日に売却。
あわせて、そーせい、ケアネットも売却。
日本一ソフトウェア、247を一部売却。
また、間欠泉が吹き上がった環境管理センターを売却。

戦争特需で上昇が続けば放置でしたが、今回のウクライナ騒動は一筋縄ではいかないと予想しており、リバウンド狙いの銘柄は上昇が止まれば一旦売るというのは仕込んだ時点で決めてました。

おそらく、今後も相場は乱高下するはずですので中長期狙いのポジを除いて、急落で買い上昇で売るというスイングが今の相場では有効であると考えています。

 

金曜日に相場が急落したので、ケアネットとCSランバーを新規購入。
あとは、WTI原油ETFを新規売り。
ウクライナ騒動で原油をはじめとした資源価格が急騰しておりますが、これは中期的には元に戻るはずですので、WTI原油ETFは無理のない範囲で売り増して行く予定です。
目先は踏みあげられる可能性がありますが、現在の価格で中期売り目線ならリスクは低いと思います。
原油ETFは買うにしても売るにしても、中期でポジを持つとコンタンゴの影響を受けるのであまり好きではないのですが、現在の価格は流石に高すぎです。

 

あとは、国内のGOTOトラベルキャンペーンについてですが、ある筋からの情報では一部自治体(北のほう)のキャンペーンが5月の連休明けから開始される事が決まったようで、すでに要員確保などの準備に入っているらしいです。

アフコロは中期盤石。

 



 

【保有銘柄】
(2150)ケアネット 3,000株(@780)
(7808)CSランバー 1,000株(@2,930)
(3851)日本一ソフトウェア 3,000株(@1,235)
売り(1671)WTI原油ETF 2,000株(@2,566)

<中長期目線>
(6030)アドベンチャー 500株(@6,230)
(6577)ベストワンドットコム 5,000株(@1,649)
(3963)シンクロフード 30,000株(@266)
(2157)コシダカHD 5,000株(@608) 
(6565)ABホテル 17,000株(@1,164)
(8920)東祥 4,000株(@1,559)
(7074)247 4,000株(@797)
(7453)良品計画 1,500株(@1,499)
(8886)ウッドフレンズ 500株(@3,268)
(4334)ユークス 5,000株(@377)

<先物>
なし

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