日銀のETF買い入れ方針変更でNT倍率が急低下

3/15~3/19の収支(確定損益)

3/15~3/19の売買

3月15日 サンデン 4,000株(@398円)新規買い
3月16日 サンデン 4,000株(@402円)買い増し
3月16日 ユークス 5,000株(@378円)新規買い
3月18日 ユークス 5,000株(@376円)買い増し

 

<日経平均 日足>

<TOPIX 日足>

<NT倍率 日足>

<NT倍率 週足>

 

今週の日経平均は揉み合い。

日銀が金融政策決定会合でETF買い入れ方針の変更を正式決定したことで、3月19日の日経平均はやや大きめの下げとなりました。

また、NT倍率も大きく低下しました。

今後のETF買い入れは、日経平均連動型の買い入れを中止して、TOPIX連動型のみを購入して行くことになるようです。

この決定は、今後の大型株の物色傾向に大きな変化を与えると考えられます。

 

これまで、機関投資家が「みんなで買えば怖くない」とばかりに買い上げていた大型の値嵩株は、今後は厳しい状況になるのではないでしょうか。

 

<ファーストリテイリング 日足>

<ファーストリテイリング 5分足>

 

その代表例がファーストリテイリングです。

3月19日の後場に、日銀のETF買い入れ方針変更の発表を受けて株価が急落しました。

ファーストリテイリングは現在も安定した成長が続いていますが、今期の四季報予想ベースでのPERは55.4倍です。

業績の伸びと比較して、PERがかなり割高に感じられます。

 

<ファーストリテイリング 業績>

 

 

今回の日銀のETF買い入れ方針の変更は、今後の個別株の株価動向に大きな影響を与えそうです。

これまで一辺倒に上昇してきた225連動の大型値嵩株から、好業績にも関わらず低い株価で放置されていた中小型株への資金シフトが高確率で起こると考えられます。

 

<JASDAQ平均 日足>

比較的、好業績で放置されている銘柄の多いJASDAQ平均は、3月に入って堅調な推移が続いております。

JASDAQ市場に限らず、中小型の好業績銘柄には今後、大きな追い風が吹くのではないでしょうか。

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今週の売買

今週はサンデンとユークスを新規に購入しました。

どちらも中長期目線での購入です。

 

サンデンはハイセンスへの大規模な第三者割当増資を発表しており、株式は大きく希薄化することになりますが、少なくともこの増資により倒産する危険性はなくなりました。

事業再生ADRについては、3月22日に第2回債権者会議の再続会、4月27日には第3回債権者会議が予定されており、今後まだ長い道のりとなりそうですが第二のシャープとなることを期待して少し購入してみました。

 

 

<ユークス 業績>

ユークスは3月12日の2021年1月期決算発表で、2022年1月期は黒字転換見通しとなりました。

同時に2021年3月期に貸し倒れ繰越金の計上を発表しております。

また、2020年12月11日に構造改革による特別損失を発表しており、どうも最近のリリースの流れをみると2021年3月期に悪材料を出し尽くして、2022年3月期以降に勝負を賭けているように感じられます。

 

今後の目玉は、3月12日の決算説明資料にも記載がある米国AEWとの新たなプロレスゲームの開発です。

まだざっと調べてみた段階ですが、AEWは2019年1月に設立された新興プロレス団体であり、米国のケーブルテレビTNTでの放送はプロレスファンからの高い支持を得ているようです。また、現在も有力選手との新たな契約が続いているようです。

古いゲームファンならご存知のとおり、ユークスと言えばプロレスゲームです。

AEWとの新たなプロレスゲームは、リリースは早くて1年後と考えられますので、現時点では海のものとも山のものともつかない状態です。

ただ、ゲーセクのなかで長らく安値で放置されていたユークスであり、現在の株価水準であれば低リスク。もし化ければ大きなリターンが期待できると感じます。

半分は趣味になりますが、1年は持つつもりで購入しました。

 

 

今週のミズホメディー

<ミズホメディー 月足>

<ミズホメディー 週足>

3月12日終値 3,200円
3月19日終値 3,340円

 

今週は140円(4.3%)の上昇となりました。

 

3月12日に更新されたIFISの業績予想では、1Qの経常利益を11億円と予想しています。

これは会社の上期経常予想7億9500万円を1Qで1.4倍超過する数字です。

IFISの通期経常予想は26億円であり、こちらは会社予想の約3割増しとなっています。

ミズホメディーの今期業績はスマートジーンの設置台数の急増による新型コロナ検査薬の販売増で急変しますので、アナリストでもなかなか予想は難しいようです。

ちなみに四季報最新号の予想は、ほぼ会社予想に寄せた数字であり独自性はまったく見られません。

 

<ミズホメディー IFIS業績予想> 

 

 

ミズホメディーのnote

 



 

【保有銘柄】
(6549)ディーエムソリューションズ 3,500株(@2,501)
(7685)バイセル 3,000株(@2,140)
(3542)ベガ 2,000株(@1,720)

<中長期目線>
(6444)サンデン 8,000株(@400)
(4334)ユークス 10,000株(@377)
(4595)ミズホメディー 27,000株(@1,546)
(4107)伊勢化学工業 2,500株(@3,063)
(6787)メイコー 4,000株(@1,393)
(1417)ミライトHD 4,000株(@1,382)

 

【日経平均先物ミニ】
なし。

 

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