決算分析(3810)サイバーステップ 2020.5期3Q

(2020.4.16記載)

4月14日に、サイバーステップの2020年5月期の3Q決算が発表されました。

サイバーステップ【3810】、6-2月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・12-2月期は9.1倍増益 | 株探ニュース
 サイバーステップ <3810> [東証2] が4月14日大引け後(15:30)に決算を発表。20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の連結経常損益は5億5300万円の黒字(前年同期は8000万円の赤字)に浮上し・・・。

3Qは前期の赤字から、大幅な増益となりました。

当記事ではサイバーステップの3Q決算、7月の本決算へ向けての業績見通しなどについて分析してみました。

 

■2020年5月期(3Qまで)

まず3Q決算の数字ですが、株探の記事にもあるように経常ベースで前期8000万円の赤字から、今期は5億5300万円の黒字に大きく転換しました。

黒字化の要因については、決算短信によるとトレバ運営にかかわる景品仕入れや、配送料の見直しなどの効果によるもののようです。

四半期ごとの数字で見ると、1QはテレビCMの広告料で利益が減少していますが、2Q以降は安定した成績となっています。

売上の推移がやや頭打ちに感じますが、過大な広告料を払って無理に売上を上げるよりはいいのではないでしょうか。

前期までは採算度外視で、トレバ筐体の増台や、システム改修、売上拡大のための広告料に経費を注ぎ込んでいましたが、やっと企業経営として安定してきたかという印象です。

 

決算の数字をもう少し詳しく見てみます。

損益計算書を確認すると、各四半期の売上原価や販管費は概ね安定しており、営業利益率はテレビCMを打った1Q以外は7~8%で推移しています。

恐らく稼ぎ頭のトレバ単独であれば営業利益率は10%以上あると考えられますが、その他のプロジェクトの影響で7~8%に留まっていると考えられます。

将来を考えるとトレバ以外やらないという訳にはいかないので、この利益率をキープできれば及第点だと思います。

 

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2020年5月の通期予想

現時点でトレバの稼働は3Qより増加傾向にあります。

トレバの稼働が伸びているのに、売上が伸びないことを危惧する見方もあると思いますが、経費のかかるテレビCMを打って売上を伸ばすよりは、利益重視で無料プレイを主力にしたイベントのほうが将来的な集客を考えた場合でも効果的だと思います。

各四半期の売上原価や販管費が概ね安定しているため、最近のトレバの稼働数増加の大部分が無料プレイ分だと仮定しても、4Qは3Qと同程度の業績は期待できそうです。

4Qを3Qと同じとすると、四半期ごとの業績は下記になります。

これを、通期に引き直すと下記になります。

通期は純利ベースで、2月に上方修正した数字よりも1億円(約16%)の上振れで着地することになります。

これ、最低限の数字ですので、管理人は20%以上上振れると予想しています。

その他、業績に影響がありそうな要素として下記がありますが、こちらもトータルではプラスに作用しそうです。

(経費)Q&Qアンサーズなどの終了にともなう原価償却費。

(収益)4Q特有の収益として毎年計上される海外ライセンス料。

 

サイバーステップの海外ライセンス料については聞き慣れない方もいると思いますが、毎年4Qに計上されており、前期の本決算の有価証券報告書6ページに詳細が記載されています。

 

日本におけるトレバの運営に関しては、安定して利益が出せる体質になりました。

会社としては、更なる利益率の改善を進めるようです。

来期は、これにトレバの海外展開やオンパチなどの他タイトルが加わるため、株価が大きく化ける可能性を秘めた銘柄であると考えています。

 

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