投資アイディア 日経平均先物で投資収益を上乗せする

今月初めからアメリカを震源地とした世界的な株式相場の暴落が発生しました。

現時点では、相場が下落の途中なのか、下げ止まりから反転上昇に転じるタイミングなのかが読みにくい状況ですが、現状を整理するとともに、日経平均先物で稼ぐ投資アイディアについて記載してみました。

先に管理人の結論を書くと、今は日経平均先物でほぼ確実に収益を上げられる投資タイミングであると考えています。

 

現状を整理

<日経平均 日足>

まずは、日経平均の日足チャートを確認してみます。

10月2日にバブル崩壊後高値24,448円をつけた後、昨日の安値22,323円までの暴落幅は2,125円です。下落率は8.6%。

日経平均の22,000円台前半というのは、4月以降で見るとほぼ下限レベルにあたります。

売り方としても、22,000円台前半は一応の達成感が出やすいレベルであり、下げ止まりのポイントとして有力です。

また、仮にここからオーバーシュートが発生したとしても、21,000円を下回る可能性は低いように感じます。

 

<日経平均EPS、日経平均PER>

10月5日時点の値は以下のとおりです。

・日経平均EPS 1739.05円
・日経平均PER 13.05倍

 

日経平均PERはアベノミクス開始以降の下限水準である13倍付近まで低下しています。

また、今月末から本格化する四半期決算により日経平均EPSは上記よりも上振れる見込みであるため、それを加味すると現状の日経平均PERは実質12倍台まで低下していることになります。

はっきり言って、現在の水準は下げ過ぎの水準です。

 

<NYダウ 日足>

続いて、震源地であるアメリカのNYダウ。

震源地であり、かつ日経平均に直接影響を与えるだけに、NYダウの動向は非常に重要です。

NYダウも直近の高値から2,000ドル近く急落しました。

日足チャートで見ると、現在の25,000ドル台前半は8月上旬の水準であり、一時的な調整としては下げ止まりやすい水準に見えます。

もう一段下げたとしても、今年の最安値である24,000ドルラインまででしょうか。

 

<現在の経済の状態>

米中貿易摩擦により、新興国不安などで世界経済の先行きが不安視されているものの、現在のアメリカ経済は絶好調であり、金利は上昇を始めたタイミングにあります。

過去の相場を振り返ってみても、経済が好調で金利上昇が始まるのは普通のことであり、また、金利上昇が始まったタイミングで株価が天井を打った事例はありません。

株価のピークアウトは、金利上昇開始から約1年後であることが多く、最近の株価暴落が終わりの始まりとは考えにくい状況だと考えます。

金利上昇による新興国経済の破綻で、世界的な金融恐慌が発生するという極端な論評をする方が見られますが、その可能性はかなり低いと思います。

 

<管理人の見解(まとめ)>

今回の暴落は、アメリカ金利上昇に目をつけた外資の大規模な売り仕掛けによるものであり、一時的な調整と考えます。

日米の経済状況から判断して、株価のピークアウトはまだ先の可能性が高いと考えます。

過去の日経平均の暴落では下げ幅が20%程度に達する暴落も時々発生していますが、現在が過去と大きく異なる点は、日銀のETF買いという支援があることです。

今後、日米の株価は下げ止まりから上昇に向かう可能性が極めて高い状況だと考えます。

 

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投資アイディア 日経平均先物で収益上乗せ

現在の相場状況が底値水準にあるという考えのもとに、投資収益を一段上乗せする投資アイディアについて記載します。

 

投資アイディアの概要

現在の日経平均PERは13倍付近であり、今後の日経平均EPSが上昇基調にあることを考えると、日経平均はほぼ底値水準であることから、日経平均先物を段階的に買い進んで、相場が戻したところで利益確定する。

利益確定目途は日経平均24000円付近と考えていますが、相場状況によってはもう少し前でも構わないと考えています。

段階的に買う理由は、相場はオーバーシュートするのが常であることから底をピンポイントで読めないためです。

 

具体例を記載します。

まず、現在の日経平均先物の水準である22,500円前後で3枚購入します。

長期戦になる場合に備えて、日経平均先物の限月は数か月先のものを使用したほうが良いと思います。

22,500円レベルで相場が反発すれば、それで良し。

あくまで収益上乗せが狙いですので、深追いせずに、しばらくそのまま放置して、24000円まで上昇したところで売り抜けて利益確定します。

相場がしばらく揉んだ場合は、この例では日経平均先物が100円下げるごとに、1枚づつ追加します。

日経平均が22000円まで下げた場合は、最大8枚保有することになります。

 

相場がオーバーシュートして22000円を一時的に下回った場合は、決済せずにそのまま放置して相場回復を待ちます。

注意点としては、オーバーシュートが発生した場合に一時的に含み損が拡大するため、それに耐えられる十分な証拠金を準備してから始める必要があることです。

この例のとおり実践する場合は、200万円くらいは資金を準備したほうが良いと思います。

 

目論見どおり日経平均が24000円まで上昇して、決済した場合の利益は以下のとおりです。

 

今後の相場が必ず反転上昇するとは限りませんが、現在の株価水準はほぼ底値水準と考えられるため、仮にここからオーバーシュートが発生したとしても、最低限、現在の水準までは戻ると考えられ、最悪は22,5000円で決済することで損害が発生する可能性が低い投資アイディアだと思います。

 

上記はあくまで例ですので、保有枚数や追加購入の値幅などを自分に合うようにアレンジするのが良いと思います。

また、相場は生き物であるため、どうなるか完全には誰にも読めません。

実践する場合はあくまで自己責任でお願いします。

 

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