米中貿易摩擦再燃の懸念で先週末に急落した日経平均ですが、やはり先週末の急落は3連休前の狼狽売りであった可能性が高そうです。
<日経平均 日足>
日経平均は先週末に400円超急落しました。
先週末の急落によって、日経平均はここ1か月の下限付近まで一気に下げました。
日足チャートは形状が悪化して2万円割れを試しに行く形にも見えます。
ただ、他市場をみてみると日経平均だけが下げ過ぎであることは明らかです。
<NYダウ 日足>
まず、本家アメリカ市場のNYダウ。
ここ1か月は綺麗な上昇基調を継続しており、先週後半の微下げも高値での揉み合いに過ぎません。
<香港ハンセン 日足>
他のアジア市場。
香港ハンセン指数は平穏そのもの。
今日から始まった上海総合指数も現時点でプラス圏で推移しており、波乱の兆しはまったくありません。
<英FTSETM100 日足>
<独DAX 日足>
続いて欧州。
ブレグジット震源地の英FTSETM100も平穏。
独DAXは下げがやや大きいです。
もしかするとドイツは、機関投資家にとって欧州の日本的な扱いの市場なのかも知れません。
続いて、代表的な恐怖指数を見てみます。
日経VIだけが先週末にやや上昇したものの、本家アメリカのVIX指数は下落基調を維持。
欧州のVSTOXXもさほど動いていません。
波乱の兆しはまったくなし。
続いて為替。
日経平均に特異的な影響を与える可能性のあるドル円はというと・・
<ドル円 日足>
まったく問題なし。
それどころか、今日はやや上昇しています。
今はドルが強いので、多少リスクオフムードになったくらいではドル円は下げずらくなっているようです。
結論
今夜の欧米市場をみないと確実ではないものの、先週末の日経平均は狼狽売りの可能性が非常に高い。
日本の株式市場は先進国では世界一のギャンブル市場。
機関投資家の巨額の短期資金によって上下に揺さぶられる市場です。
今週前半は戻す可能性が高く、短期の買いは報われる可能性が高いように感じます。
機関投資家の揺さぶりに便乗して、HIT&AWAYで利益を上げるチャンスでしょう。
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