【私見】新型コロナによる株式相場の底を独自予想

新型コロナによる軟調な相場が続いておりますが、この極悪相場はいつまで続くのか。

管理人は遅くとも3月中に底値をつけると予想しています。

相場の底など、終わってみなければ誰にもわかりませんが、あえて予想してみました。

あくまで管理人の私見ですので、参考程度に読んでいただければ幸いです。

 

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現状の数字を確認

□日経平均の調整率
・2月13日のザラバ中高値:23,990円
・3月13日のザラバ中安値:16,490円
・調整幅:7,500円(下落率 31.2%)

□日経平均PBR
・3月13日の終値で、0.84

□NYダウの調整率
・2月12日のザラバ中高値:29,568ドル
・3月12日のザラバ中安値:21,200ドル
・調整幅:8,368ドル(下落率 28.3%)

 

日経平均の最大下落率は、先週末のザラバ中につけた16,490円で計算すると31.2%。

30%以上の調整というのは、そうそう発生するものではなく、調整幅としては十分な水準まで調整していると言えます。

日経平均PBRの0.84という数字も、東日本大震災後の下値0.88を下回り、これまでの最低記録であるリーマンショック後の下値0.80に近づいています。

数字的には、いつ底をつけてもおかしくない状況に来ています。

 

極悪相場で底値をつける場合のチャート形状

今回のような急激な下落相場では、機関投資家の先物などへの「売り浴びせ」が必ず行われます。

その結果、相場が底値をつける際のチャート形状は、例外なく「V字」の形状となります。

チャート形状が「V字」となったかは、早くても底値をつけた数日後でなければ確認できません。

但し、底値をつけた日単独でみると、大きな下ヒゲが発生するケースがほとんどです。

日経平均の日足チャートを確認すると、先週末3月13日に大きな下ヒゲをつけています。

例えば、来週から日経平均が上昇に転じた場合は、「ああ、3月13日の下ヒゲで底を打ったのだ」と確認されることになります。

<日経平均 日足>

 

但し、現在の各国の新型コロナの対応状況からみて、もう一段の下値がある可能性も考えられます。

今後、数回程度、相場が急落する可能性がありますが、これからは、そこが底値となる可能性が常にあるという事を意識すべき時期に来ています。

いすれにせよ、知っておいて損のないことは、今後大きな急落が来た場合は底値となる可能性があるため、先物などの購入を検討したほうがが良いということです。

現在の各国の織り込み状況

新型コロナの悪影響が、相場に織り込まれた時、それが相場の底です。

相場の底を予想するには、各国の織り込み状況を常に考える必要があります。

管理人が予想する現時点での各国の織り込み状況は下記のとおりです。

□各地のコロナショックの織り込み度
・中国 100%
・日本 50%
・他アジア 50%
・欧州 70%
・北米 50%
・南米 30%
・豪州 30%
・アフリカ 20%

中国では悪材料がほぼ出尽くしていますので、織り込みは終わっていると考えて問題ないと思います。
現在HOTなのは欧州です。
スペインやイタリアでの感染拡大が急速に広まっており、先週から相場への織り込みが急速に進んでいます。
ただ、欧州も来週中におおかたの織り込みが終わりそうです。
問題はアメリカと日本です。
アメリカでは保険制度が拡充されていないため、貧困層を中心にこれから感染者が急増すると考えられます。
感染者急増にともなう都市封鎖なども行われるかも知れません。
悪いニュースが出るたびに、相場は下へ反応することでしょう。
日本に関しても、PCR検査の本格化はこれからであり、感染者数はこれから急増してくるのではないでしょうか。
南米や豪州では冬季に入ることで、これからしばらくすると色々な悪材料が出てきそうですが、恐らく悪材料が出るのは北半球での織り込みが済んだ後であり、マーケットはそんなに反応しないのではないかと考えています。

つまり、悪材料が出て相場が急落するのは、欧州、アメリカ、日本の織り込みが終わるまでではないでしょうか。
事前に織り込みを進める相場の習性からみて、管理人は早ければ来週、遅くとも3月中には織り込みが終了するのではないかと考えています。

上記予想の前提条件

管理人の私見を色々記載してみましたが、上記予想の前提は以下の二点です。

・新型コロナの経済への悪影響が一時的なものであり、感染拡大の落ち着きにともない経済が回復に向かうこと。
・今後、大手金融機関の破綻などの金融不安が発生しないこと。

前提が崩れた場合は、世界経済がリセッション入りとなり、相場が長期低迷する可能性も否定できません。

 

新型コロナは低悪性の疫病であり、感染者数や死者数から考えて悪性度はインフルエンザを下回るものです。
80%が無症状、または軽傷ですから、子供の頃に親が良く言っていた「タチの悪い風邪」程度のものであると考えています。

これだけの騒動となったのは、一部で重症化することと、誰も免疫を持たないため、各国は感染の拡大防止に努めざるを得ないことが原因だと思います。

これから各国の大胆な経済対策も出てきますし、ワクチンの開発も進むことでしょう。

管理人は、この極悪相場が立ち直るほうに全力でベットします。

 

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