株式投資の資金配分

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株式投資における資金配分は、投資を続けるうえで非常に重要であり、これを事前に決めずに行き当たりばったりで株を買うのは、設計をせずに家を建てるようなものだと思います。

株式投資における資金配分の考え方には正解などはなく人それぞれだと思いますが、管理人が十年以上実践している方法について記事にします。

 

管理人のアセットアロケーション

管理人の株式投資の資金配分を説明する前に、まずアセットアロケーションについて記載します。

アセットアロケーションとは全体資産の配分のことです。

この配分で株式投資に割り当てた金額が、株式投資用の全資金となり、後述する株式投資の資金配分における配分前の全額となります。

管理人にとってのアセットアロケーションとは、投資で安定したリターンを獲得するためのものではなく、安全に生活するためのものという意味合いが強いです。

アセットアロケーションを決めるメリットは以下と考えています。

・リーマンショックなどで、相場が予期しない暴落となった時でも、最低限、安全資産は確保されているため次の策を冷静に検討できる。

・株式投資で大勝/大敗した場合でも、生活に影響がなく生活が乱れない。

・生活費以外には手を付けない決まりとしているため無駄使いの心配がない。

 

管理人のアセットアロケーションは、9月末時点で半分弱が安全資産、半分強がリスク資産となっています。

 

アセットアロケーションを決めておくことで、生活費以外の資産には手を出せませんので、株で勝っても負けても、普段の生活に関係ないものと自分で認識できるようになります。

昨日(11/10)、たまたま100万以上プラスとなりましたが、それは株式投資用の資産が増加しただけであり、生活費には全く関係のないことです。

言い方を変えれば、普段の生活で使えるのは生活費として設定しているものだけであり、それ以外は自分の資産ではないようなものということです。

各資産間の資金移動は、原則として年末に年1回だけ行う決まりとしています。

 

参考記事:

アセットアロケーションに債券を組み入れる必要性はあるか

退職後の資産管理

 

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管理人の株式投資の資金配分

アセットアロケーションで株式投資用の資金額が決まっていますので、あとは、この資金をどのように運用するかということになります。

株式投資では、予期しないマクロの急激な悪化や、個別企業の不祥事など、何が起こるかわかりません。

管理人の場合は、株式投資の資金配分を次のように決めて、それぞれ別口座で運用しています。

 

・ブラックスワン発生時の待機資金

リーマンショック級の大暴落が発生したとき用の資金です。

基本的に余程の事がないと手を付けません。数年に1回あるかないかの非常事態用の待機資金です。

配分目安:30%以上

 

・中長期用資金

数カ月~数年の保有を前提とした株式投資資金です。マクロの状況と、今後の業績見通しを重視してタイミングと銘柄を選んで投資します。

配分目安:30~50%程度。待機資金含む。

 

・短期用資金

1日~数週間の保有を前提とした株式投資資金です。材料株や仕手株などでも行けると見れば投資します。デイトレにも利用します。

配分目安:20%~30%程度。待機資金含む。

 

参考記事:

管理人の株式投資のスタイル

 

普段の投資日記に記載している収支は、中長期用資金と短期用資金の口座についてです。

 

退職してからは毎日相場を見れるため、中長期用資金と短期用資金の仕切りがあいまいになってきていて、改善が必要と考えているところです。

日々、運用方法などにも試行錯誤しながら株式との格闘を続けています。

 

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